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海外テニス

全豪優勝のルバキナと“問題の”コーチの関係性に元王者ロディック氏が言及。「成長が見られる」と肯定的に受け止め<SMASH>

スマッシュ編集部

2026.02.04

物議を醸したこともあるルバキナとコーチのブコフ氏だが(左写真)、ロディック氏(右)は以前と変化が見られると指摘する。(C)Getty Images

物議を醸したこともあるルバキナとコーチのブコフ氏だが(左写真)、ロディック氏(右)は以前と変化が見られると指摘する。(C)Getty Images

 男子テニス元世界ランキング1位のアンディ・ロディック氏(アメリカ/43歳)が、今年の「全豪オープン」の女子シングルスで初優勝を果たしたエレーナ・ルバキナ(カザフスタン/世界3位)と、論争を呼んできたクロアチア人コーチ、ステファノ・ブコフ氏との関係について「成長が見られる」との見解を示した。

 ロディック氏は自身のポッドキャスト『Served』で、近年注目を集めてきた両者の関係性を振り返り、「2022年にウインブルドンを制して以降、ここ3年ほどはコート外の話題が多かったのは事実だ」とした上で、次のように語っている。

「かつてチームを離れたコーチが戻ってきて、彼女はまた勝った。人間関係の力学についてはわからない。ただわかっているのは、彼女のベストテニスはブコフがいる時に発揮されてきたということだ。会話の内容や、そのやり方が変わったようにも見える」

 ロディック氏の発言が示す通り、ルバキナは19年2月からブコフ氏の指導を受け、22年のウインブルドン優勝も同体制で成し遂げている。今大会でも決勝で世界1位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)を6-4、4-6、6-4で破り、四大大会2勝目を挙げた。
 
 もっとも、この関係性は長年にわたり論争の的となってきた。ブコフ氏と組んだルバキナは急成長を遂げたが、24年8月に突如パートナーシップを解消。その後、WTA(女子テニス協会)はブコフ氏が行動規範に違反したとして調査を実施し、25年2月に1年間の資格停止処分を科した。調査結果の詳細は公表されていないものの、米メディア『The Athletic』は、精神的虐待を含む指導スタイルが問題視されたと報じている。

 一方で、ルバキナはWTAの裁定を当初から認めておらず、「自分は決して暴言を吐かれたことはなく、誰がコーチをするかは自分が決めるべき」と主張。処分期間中も、規定に抵触しない形でアラブ首長国連邦のプライベートクラブにて両者が共に練習している様子が確認されていた。

 ブコフ氏は異議申し立ての結果、25年8月に復帰。全豪制覇後の表彰式でルバキナは、一連の騒動を示唆するコメントも残している。

「チームのみんなに感謝したい。あなたたちなしでは本当に不可能だった。私たちは多くのことを抱えてきたけれど、この結果を出せて本当にうれしい」

 疑念と批判を抱えたまま結果を残したルバキナとブコフ氏。その関係性を「成長」と評したロディック氏の見方が妥当だったのかどうかは、WTAの判断を踏まえつつ、今後のパフォーマンスとキャリアの積み重ねの中で問われていくことになるだろう。

構成●スマッシュ編集部

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