プロテニス選手は、高度なショットをいとも簡単に叩き込む。なぜあんなボールが打てるのか? その秘訣をプロ本人に明かしてもらうシリーズ。今回は大学卒業後に飛躍的に成長、YouTuberとしても人気を博す小倉孝介選手の3回目。落ちてから外に跳ねるキックサービスを教えてくれた。
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スピンサービスは昔から得意でしたが、ここ最近さらに良くなった感じがします。プロになってから柴原瑞樹さん(※柴原瑛菜選手の実兄でサービス特化型のコーチ)に指導してもらい、キックサービスのいいイメージが持てるようになりました。
まずスイングで意識しているのは、「ラケットを右に投げるイメージ」を持つことです(写真8コマ目)。特にアドサイドではそうですね。ボールは前に飛ばしますが、ラケットは横に投げる感覚で振ります。ただのスピンサービスならば、ある程度前でいいですが、バウンドしてからより右にキックさせるには、ラケットを右に走らせるような思い切りの良いスイングが必要です。
そして当て方は、ラケット面をボールの左側の下、時計で言うと7~8時くらいの所から入れていきます(7コマ目)。そして右の方に面を思い切り返すと(8コマ目)、外に跳ねる回転がかかります。
その際、打ち終わるまで身体を横向きにキープするのが、右に振りやすくするためのポイントです。僕は身体の左側に「壁を作る」ように意識しています。
それから、振り出す時には「ボールに向かって胸を突き上げていく」イメージも持っています(5コマ目)。上から胸が引っ張られるような感じです。胸が下がって身体が前に倒れると、面の向きも変わって、いいキックサービスは打てません。
最後に狙い方のコツですが、アドサイドの場合、僕はサイドライン際のなるべくネット近くにバウンドさせるように心掛けています。つまり浅めを狙うということです。その方がボールに角度がついて、相手をコートの外に追い出せます。
もちろん全部が全部そこを狙うのではなく、打点を詰まらせたい時は深く打ったりもしますが、例えばサービスダッシュする場合は相手を動かしたいので、浅めのワイドが有効ですね。
【プロフィール】小倉孝介/おぐらこうすけ
1996年2月9日、神奈川県生まれ。171cm、66kg、右利き。早稲田大学出身で、在学中は主将を務めるもノンレギュラー。それでも卒業後、夢を追いプロ転向。体力を武器に全日本選手権出場、ATPポイント獲得(最高641位)、国内ランクを25位まで上げるなど飛躍を遂げる。ITFツアーではダブルスで2度優勝。YouTube登録者数は27000人。所属はフリー。
構成●スマッシュ編集部
※『スマッシュ』2024年9月号より再編集
【連続写真】小倉孝介の外に跳ねるキックサービス『30コマの超分解写真』
【関連記事】外に切れるバックハンドスライスを小倉孝介が伝授! ヒジを上げて面を右に抜き、横回転を加えよう【プロが明かすテニス上達法】<SMASH>
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そして当て方は、ラケット面をボールの左側の下、時計で言うと7~8時くらいの所から入れていきます(7コマ目)。そして右の方に面を思い切り返すと(8コマ目)、外に跳ねる回転がかかります。
その際、打ち終わるまで身体を横向きにキープするのが、右に振りやすくするためのポイントです。僕は身体の左側に「壁を作る」ように意識しています。
それから、振り出す時には「ボールに向かって胸を突き上げていく」イメージも持っています(5コマ目)。上から胸が引っ張られるような感じです。胸が下がって身体が前に倒れると、面の向きも変わって、いいキックサービスは打てません。
最後に狙い方のコツですが、アドサイドの場合、僕はサイドライン際のなるべくネット近くにバウンドさせるように心掛けています。つまり浅めを狙うということです。その方がボールに角度がついて、相手をコートの外に追い出せます。
もちろん全部が全部そこを狙うのではなく、打点を詰まらせたい時は深く打ったりもしますが、例えばサービスダッシュする場合は相手を動かしたいので、浅めのワイドが有効ですね。
【プロフィール】小倉孝介/おぐらこうすけ
1996年2月9日、神奈川県生まれ。171cm、66kg、右利き。早稲田大学出身で、在学中は主将を務めるもノンレギュラー。それでも卒業後、夢を追いプロ転向。体力を武器に全日本選手権出場、ATPポイント獲得(最高641位)、国内ランクを25位まで上げるなど飛躍を遂げる。ITFツアーではダブルスで2度優勝。YouTube登録者数は27000人。所属はフリー。
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