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海外テニス

今季無冠のシナー、インディアンウェルズに向け猛練習で復調に手応え!「改善プロセスは順調に進んでいる」<SMASH>

中村光佑

2026.03.04

インディアンウェルズ開幕前の会見で、シナーは復調へ向けての取り組みや、コート外での生活についても語った。(C)Getty Images

インディアンウェルズ開幕前の会見で、シナーは復調へ向けての取り組みや、コート外での生活についても語った。(C)Getty Images

 現地時間3月4日に本戦が開幕する男子テニスツアーのマスターズ1000シリーズ「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート)に出場する、世界ランキング2位のヤニック・シナー(イタリア)が大会前の記者会見に出席。チーム全員で取り組んでいるプレー面での改善やオフコートでの発信活動について、率直に語った。

 現在24歳のシナーは今季、ここまでに出場した2大会でいずれも決勝進出を逃している。2連覇が懸かっていた四大大会「全豪オープン」では準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア/現3位)に6-3、3-6、6-4、4-6、4-6のフルセットで屈し、先々週の「カタール・エクソンモービル・オープン」(ATP500)でも準々決勝で20歳の新鋭ヤクブ・メンシク(チェコ/同12位)に6-7(3)、6-2、3-6と接戦の末に敗れた。

 こうした結果を受け、「常にプレーの向上を目指している」と語るシナー。会場入り後は「非常に多くの時間を練習に費やした」そうで、「本当にハードだったが、改善プロセスは順調に進んでいる」と手応えを口にする。

 取り組みの中心は、戦術面における「わずかながらも大きな意味を持つ変化」だ。自身が得意とするベースラインでのラリーで、“より積極的に主導権を奪いにいくプレー”を取り入れようとしていると24歳は明かす。「コート上でのプレー感覚にはとても満足している」とした上で、次のように語った。
 
「今はできる限り勝ち進むための努力を続けながら、幾つかの改善点にも取り組んでいるところだ。ベースラインでのストロークでは、状況に応じてよりアグレッシブに打つことを意識している。それを試合で実際に発揮できるかどうかを確かめたい」

 一方、競技面とは別に、シナーは自身のYouTubeを通じてオフコートでの一面を発信しており、それがファンとの距離を縮めるきっかけになればと考えている。

「ファンは選手の人となりを知る機会がそれほど多くない。だからコート外での自分がどんな人物なのかを見てもらえるのは良いことだと思う」

 さらには他競技のアスリートによる動画も頻繁に視聴していると明かした。

「個人的に、他競技の選手のYouTube動画を見るのも大好きなんだ。普段とは違った楽しみを味わえるからね」

 シナーは四大大会に次ぐグレードのマスターズ1000をこれまでに5度制しており、その全てがハードコートでのタイトルとなっている。ただしインディアンウェルズではまだ優勝がなく、最高成績は2023年のベスト4。昨年はドーピング違反に伴う3カ月の資格停止処分により欠場していた。

 初優勝が懸かる今大会には第2シードで出場。初戦となる2回戦(シード勢は1回戦免除)では、ジェームズ・ダックワース(オーストラリア/現83位)と予選勝者のどちらかと対戦する。

文●中村光佑

【動画】日常を公開しているシナーのYouTube~メルボルンでのある1日~

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