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海外テニス

「やり切ったと胸を張って言える」錦織圭、現役引退を決断!日本テニス史に刻んだ不滅の足跡を辿る<SMASH>

中村光佑

2026.05.01

日本男子テニスの歴史を次々と塗り替えてきた錦織圭だが、近年は度重なるケガなどで思うようにプレーできず、ラケットを置くことを決断した。写真:永島裕基

日本男子テニスの歴史を次々と塗り替えてきた錦織圭だが、近年は度重なるケガなどで思うようにプレーできず、ラケットを置くことを決断した。写真:永島裕基

 とうとうこの時が来てしまった。男子テニス元世界ランキング4位の錦織圭(現464位)が5月1日に自身の公式SNS(インスタグラムとX)を更新し、今シーズン限りでの現役引退を発表した。

 島根県松江市で生まれ育った錦織がテニスと出会ったのは5歳の時。きっかけは父親の清志氏が、仕事で訪れたハワイで購入した子ども用のテニスラケットをお土産としてプレゼントしてくれたことだった。

 幼少期から類まれなる才能を発揮してきた錦織は小学6年生で全国大会3冠を達成。日本の総合電機メーカー「ソニー」の元副社長である盛田正明氏が創設した「盛田正明テニスファンド」のサポートを得て13歳で単身アメリカに渡ると、留学先の名門「IMGアカデミー」で日々鍛錬を積みながら着実に成長を遂げていった。

 2007年にプロ転向した錦織の名が知れ渡ったのが、当時18歳で出場した08年の「デルレイビーチ・オープン」(ATP250)だった。この時はまだ世界244位かつチャレンジャー(下部大会)でも優勝経験がなかったが、予選から怒涛の快進撃を見せ、本戦では3人のトップ100選手を破って決勝へ進出。迎えた決勝では世界12位のジェームズ・ブレーク(アメリカ)に勝利し、キャリア初のツアータイトルを獲得した。
 
 錦織は同08年の「全米オープン」でも3回戦で当時4位のダビド・フェレール(スペイン)を下し、日本人男子として実に71年ぶりとなる四大大会でのシングルスベスト16へ進出。そんな日本の至宝に最初の試練が襲い掛かったのが翌09年シーズンだった。右ヒジのケガで100位圏外までランキングを落とし、同箇所の手術も決行。実戦復帰を遂げ、11年10月には自身初のトップ30入りを果たした。

 2010年代に入ると錦織は持ち前のテニスセンスで瞬く間に世界のトップへと駆け上がった。中でも14年全米オープンは日本のファンにとっても忘れられない大会となった。

 開幕直前に右足親指の手術を受けた錦織だったが、4回戦で4時間19分の死闘の末にミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を、準々決勝ではスタン・ワウリンカ(スイス)をフルセットで破ると、準決勝では当時世界1位だったノバク・ジョコビッチ(セルビア)を撃破。迎えた決勝ではマリン・チリッチ(クロアチア)にストレート負けを喫して準優勝に終わったものの、アジア人男子選手として初めて四大大会決勝に進出するという大快挙を成し遂げた。
 
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