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海外テニス

芝シーズン欠場のアルカラスをテニス界の大先輩たちが激励!「彼の年齢なら無理に急ぐことはない」とギルバート<SMASH>

中村光佑

2026.05.21

芝シーズンをスキップするアルカラスの決断を、テニス界の大御所ギルバート(右上)とコレッチャ(右下)は共に支持した。(C)Getty Images

芝シーズンをスキップするアルカラスの決断を、テニス界の大御所ギルバート(右上)とコレッチャ(右下)は共に支持した。(C)Getty Images

 過去に男子テニスの世界王者アンドレ・アガシやアンディ・ロディック(共にアメリカ)、女子のココ・ガウフ(アメリカ/現世界ランク4位)らを指導した名将ブラッド・ギルバート氏(アメリカ/64歳)と、男子元2位の名手アレックス・コレッチャ氏(スペイン/52歳)が5月20日にそれぞれのXを更新。来月の「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/四大大会)を含む芝コートシリーズを右手首の負傷により欠場すると発表した男子現2位のカルロス・アルカラス(スペイン)へ向け、激励のメッセージを送った。

 22歳のアルカラスは先月母国で開催された「バルセロナ・オープン」(ATP500)で右手首を痛め、トマーシュ・マハーチュ(チェコ/現40位)との2回戦を試合前に棄権。その後は大会に出場しておらず、来週開幕の四大大会「全仏オープン」(5月24日~6月7日/フランス・パリ)も欠場を表明。さらには芝シーズン中に見込まれていた復帰も先送りにする決断を下した。19日に更新した自身の公式X(@carlosalcaraz)ではその旨をこう綴っている。

「回復は順調で、体調もずっと良くなりましたが、残念ながらまだ試合に出場できる状態ではありません。できるだけ早くコートに戻れるよう、引き続き努力していきたいと思います!」

 これを受け、ギルバート氏は投稿で次のように記した。

「アルカラスが芝シーズンから撤退するというのは本当に残念なニュースだが、22歳という年齢なら無理に急ぐより、万全な状態になってから復帰する方がはるかに良いだろう。それでも、この夏には彼がコートに戻ってくることを願っている」
 
 一方、同郷のコレッチャ氏は「復帰を待つ時間は長く、つらく、とても悲しいものだが、大事なのはしっかりと回復し、プレーできる状態になった時にコートへ戻ってくることだ」と投稿。その数分後には別の投稿でアルカラスのバルセロナ棄権を「母国の大会よりもビッグトーナメントを優先している」と批判した人々に対し、皮肉も交えつつ強い言葉で反論した。

「アルカラスがバルセロナを欠場して本当に良かったというわけだ。彼は『母国の大会には興味がなく、残りのクレーシーズンと芝シーズンに向けてエネルギーを温存したかった』のだから――そんな無知が残念だよ。それ以上に、たくさんの人たちの悪意がひどいね」

 最高峰の四大大会を2大会連続で欠場する事実が、アルカラスのケガの深刻さを物語っている。かつて錦織やホアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン/男子元3位/引退)、ドミニク・ティーム(オーストリア/男子元3位/引退)らも悩まされた手首の故障は、無理をすれば選手生命を脅かしかねない。それだけにコレッチャ氏の言葉は一定の説得力を持つ。

文●中村光佑

【画像】アルカラスの決断を支持するギルバートとコレッチャのSNS投稿

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