テニス四大大会「全仏オープン」の女子シングルス2回戦で、第2シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が、世界ランキング55位のユリア・スタロドゥブツェワ(ウクライナ)に6-3、1-6、6-7(4)で敗れる波乱が起きた。今季は出場した全9大会で16強入りしてきたルバキナにとって、これがシーズン最速の敗退。その敗戦以上に視線を集めたのが、試合中に起きた“異変”だった。
初対戦となった一戦で、ルバキナは第1セットを6-3で先取。ところが、第2セット以降は突如リズムを崩し、そこから10ゲーム中9ゲームを落とす苦しい展開となった。この流れの中で、ルバキナはプレーヤーボックスにいたコーチのステファノ・ブコフ氏と言葉を交わしている。その直後、同氏は席を立ち、そのままコートへ戻ってくることはなかった。
第3セットで2ブレークダウンから追いついたルバキナは、決着をタイブレークへ持ち込む粘りを見せる。しかし、そこでもミスを止められず、最後はこの日71本目のアンフォーストエラーで力尽きた。
試合後の記者会見では、当然のようにブコフ氏の途中退席について質問が飛んだ。するとルバキナは、その質問をした記者に対し、不快感をにじませながらこう返している。
「なぜこういう質問をあなたがすることに私が驚いているかって?ええ、彼は試合に来ていたわ」
さらに、退席理由については体調不良だったと説明した。
「ここ数日、彼の体調が本当に悪かったの。彼は『途中で帰るかもしれない。残ろうとはしたけれど』と私に話していたわ。体調が良くなかったのよ。驚くことではないわ。私たちは事前にその話もしていたから。その点については何もないわ。ただ、もっとエネルギーを上げるようにと言っていただけ。ボールがかなり飛んでいたから、もっと足を使って踏ん張るように、とね」
もっとも、この途中退席が注目を集めた背景には、両者を巡る過去の騒動もある。
ルバキナは19年からブコフ氏の指導を受け、22年ウインブルドン優勝など飛躍を遂げた一方、24年8月には一度パートナーシップを解消。その後、WTA(女子テニス協会)が同氏のルバキナに対する虐待疑惑などの行動規範違反を調査し、資格停止処分を科したことでも大きな話題となった。
一方でルバキナ本人は、一貫して暴言や虐待行為を否定。ブコフ氏は異議申し立てを経て復帰し、ルバキナは今年の全豪オープン優勝後、「私たちは多くのことを抱えてきたけれど、この結果を出せて本当にうれしい」と語っていた。
そうした経緯があるだけに、今回の途中退席も注目される形となった。
構成●スマッシュ編集部
【画像】ルバキナほか、「全仏オープン2026」を戦う女子トップ選手たちの厳選フォト!
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初対戦となった一戦で、ルバキナは第1セットを6-3で先取。ところが、第2セット以降は突如リズムを崩し、そこから10ゲーム中9ゲームを落とす苦しい展開となった。この流れの中で、ルバキナはプレーヤーボックスにいたコーチのステファノ・ブコフ氏と言葉を交わしている。その直後、同氏は席を立ち、そのままコートへ戻ってくることはなかった。
第3セットで2ブレークダウンから追いついたルバキナは、決着をタイブレークへ持ち込む粘りを見せる。しかし、そこでもミスを止められず、最後はこの日71本目のアンフォーストエラーで力尽きた。
試合後の記者会見では、当然のようにブコフ氏の途中退席について質問が飛んだ。するとルバキナは、その質問をした記者に対し、不快感をにじませながらこう返している。
「なぜこういう質問をあなたがすることに私が驚いているかって?ええ、彼は試合に来ていたわ」
さらに、退席理由については体調不良だったと説明した。
「ここ数日、彼の体調が本当に悪かったの。彼は『途中で帰るかもしれない。残ろうとはしたけれど』と私に話していたわ。体調が良くなかったのよ。驚くことではないわ。私たちは事前にその話もしていたから。その点については何もないわ。ただ、もっとエネルギーを上げるようにと言っていただけ。ボールがかなり飛んでいたから、もっと足を使って踏ん張るように、とね」
もっとも、この途中退席が注目を集めた背景には、両者を巡る過去の騒動もある。
ルバキナは19年からブコフ氏の指導を受け、22年ウインブルドン優勝など飛躍を遂げた一方、24年8月には一度パートナーシップを解消。その後、WTA(女子テニス協会)が同氏のルバキナに対する虐待疑惑などの行動規範違反を調査し、資格停止処分を科したことでも大きな話題となった。
一方でルバキナ本人は、一貫して暴言や虐待行為を否定。ブコフ氏は異議申し立てを経て復帰し、ルバキナは今年の全豪オープン優勝後、「私たちは多くのことを抱えてきたけれど、この結果を出せて本当にうれしい」と語っていた。
そうした経緯があるだけに、今回の途中退席も注目される形となった。
構成●スマッシュ編集部
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