テニス四大大会「ウインブルドン」の男子シングルス決勝で、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、第1シードのヤニック・シナー(イタリア)に敗れ、悲願のウインブルドン初制覇はならなかった。
大会連覇を果たし、自身5度目のグランドスラムタイトルを獲得したシナーに対して敗戦が続くズベレフだったが、表彰式では、まずユーモアを交えながら勝者を祝福した。
「まず最初にヤニック、僕はもう君のことがあまり好きじゃないよ。君には9回連続(この試合を含めると10連敗)で負けているからね」
会場の笑いを誘うと、すぐに真剣な表情になって続けた。
「ヤニック、おめでとう。彼は自分が世界最高の選手である理由を再び証明した。ここにいられることを大変光栄に思う。残念ながら私の思い通りにはならなかったが、まずは君にお祝いを言いたい。どうやったらそんなに強くなれるのかわからないよ。 長年彼を支えてきたヤニックのチームもおめでとう。あなたたちは彼がトップ10圏外だった頃から支え、今では世界1位まで導いた」
ただ、試合内容には確かな手応えも感じていたようだ。
「最初の2セットは2人とも極めて高いレベルでプレーしていたと思う。第2セットのタイブレークの出だしで不運なフォアハンドのミスをしてしまった。それが少し流れを変えてしまった。全体的にレベルはとても良かったと思った」
先月の「全仏オープン」でキャリア初のグランドスラム制覇を果たし、今大会も準優勝。さらに大会後にはカルロス・アルカラス(スペイン)を抜いて世界ランキング2位へ浮上したズベレフだが、現在の男子ツアーの頂点には依然としてシナーがいると認める。
「彼(シナー)は世界最高の選手だ。私はそう信じている。おそらく彼に挑戦できる選手は3人いると思う。誰もがその目標に向かって努力しなければならない。私も努力を続ける。今日は彼に挑めた。ただ、試合に負けてここに座っている以上、それでは十分ではなかった。これからも挑み続ける。大きな大会はすぐそこまで来ている」
一方で、自身がその差を着実に縮めているとの実感も隠さない。
「この状態を維持したい。それが私の目標だ。今年は前進できたと思う。彼らを追い詰めることもできた。まだ勝ててはいないが、限界まで追い詰めたと言えるだろう。全豪オープンでのアルカラス、そしてここでのヤニックだ。4セットとはいえ、非常に競った内容で、5セット目にもつれ込んでもおかしくなかったと思う」
今季から磨いてきた攻撃的なテニスにも、自信を深めている。
「これこそが私の目指すテニスであり、目指すプレースタイルだ。年初にはこのスタイルに苦労した試合もあったが、一貫して貫いてきた。続ければ続けるほど、もっと良くなるはずだ。パリではキャリア初のグランドスラムタイトルを獲得し、ここでも初めて決勝まで勝ち進んだ。何かがうまくいっているのは間違いない。まだ完璧ではないが、正しい方向へ進んでいると思う」
全仏優勝に続くウインブルドン準優勝。結果こそあと一歩届かなかったが、ズベレフは自身のテニスが進むべき方向に確かな手応えを得たようだ。
構成●スマッシュ編集部
【動画】ズベレフVSシナーの「ウインブルドン」決勝ハイライト!
【画像】ズベレフやシナーほか、ウインブルドン2026を戦う男子トップ選手たちの厳選フォト!
【関連記事】シナーがウインブルドン連覇! ズベレフとの3時間46分の熱戦を制し四大大会5勝目「お互いのプレーレベルにもとても満足」<SMASH>
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「まず最初にヤニック、僕はもう君のことがあまり好きじゃないよ。君には9回連続(この試合を含めると10連敗)で負けているからね」
会場の笑いを誘うと、すぐに真剣な表情になって続けた。
「ヤニック、おめでとう。彼は自分が世界最高の選手である理由を再び証明した。ここにいられることを大変光栄に思う。残念ながら私の思い通りにはならなかったが、まずは君にお祝いを言いたい。どうやったらそんなに強くなれるのかわからないよ。 長年彼を支えてきたヤニックのチームもおめでとう。あなたたちは彼がトップ10圏外だった頃から支え、今では世界1位まで導いた」
ただ、試合内容には確かな手応えも感じていたようだ。
「最初の2セットは2人とも極めて高いレベルでプレーしていたと思う。第2セットのタイブレークの出だしで不運なフォアハンドのミスをしてしまった。それが少し流れを変えてしまった。全体的にレベルはとても良かったと思った」
先月の「全仏オープン」でキャリア初のグランドスラム制覇を果たし、今大会も準優勝。さらに大会後にはカルロス・アルカラス(スペイン)を抜いて世界ランキング2位へ浮上したズベレフだが、現在の男子ツアーの頂点には依然としてシナーがいると認める。
「彼(シナー)は世界最高の選手だ。私はそう信じている。おそらく彼に挑戦できる選手は3人いると思う。誰もがその目標に向かって努力しなければならない。私も努力を続ける。今日は彼に挑めた。ただ、試合に負けてここに座っている以上、それでは十分ではなかった。これからも挑み続ける。大きな大会はすぐそこまで来ている」
一方で、自身がその差を着実に縮めているとの実感も隠さない。
「この状態を維持したい。それが私の目標だ。今年は前進できたと思う。彼らを追い詰めることもできた。まだ勝ててはいないが、限界まで追い詰めたと言えるだろう。全豪オープンでのアルカラス、そしてここでのヤニックだ。4セットとはいえ、非常に競った内容で、5セット目にもつれ込んでもおかしくなかったと思う」
今季から磨いてきた攻撃的なテニスにも、自信を深めている。
「これこそが私の目指すテニスであり、目指すプレースタイルだ。年初にはこのスタイルに苦労した試合もあったが、一貫して貫いてきた。続ければ続けるほど、もっと良くなるはずだ。パリではキャリア初のグランドスラムタイトルを獲得し、ここでも初めて決勝まで勝ち進んだ。何かがうまくいっているのは間違いない。まだ完璧ではないが、正しい方向へ進んでいると思う」
全仏優勝に続くウインブルドン準優勝。結果こそあと一歩届かなかったが、ズベレフは自身のテニスが進むべき方向に確かな手応えを得たようだ。
構成●スマッシュ編集部
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