女子テニス世界ランキング18位のアレクサンドラ・イーラ(フィリピン/21歳)が、北京開催の「中国オープン」(WTA1000)を欠場し、名古屋で行なわれている「第20回アジア競技大会」に出場した。この選択により今季の成績上位8人が争うシーズン最終戦「WTAファイナルズ」への出場権獲得の可能性が完全に消滅した。
ファイナルズ争い(レースランキング)において、イーラはアジアスイング直前の段階で15位(2181ポイント)。出場圏内の8位とは2000ポイント以上の開きがあった。さらに、直近のシンガポール大会では2回戦でタチアナ・プロゾロワ(現世界123位)に敗退。北京で加点する機会も失ったため、仮に今後出場予定の武漢(WTA1000)と香港(WTA250)で連続優勝しても、最大1250ポイントではその差を埋められない。
アジア大会のテニス競技(9月27日から10月3日)は、世界ランキング30位以内の選手に出場義務がある「中国オープン」と日程が重なっている。中国オープンは優勝者に1000ポイントが与えられる一方、アジア大会ではポイントを獲得できない。おまけに、出場義務違反として最大1万ドル(約155万円)の罰金が科される可能性もあるなかで、イーラは母国フィリピンの代表として名古屋でプレーすることを選んだ。
イーラは大会を選んだ思いを、こう語っている。
「軽々しく決めたわけではありません。もちろん、WTA1000大会を欠場するのは難しいことです。特に北京は、大会について素晴らしい話をたくさん聞いていますし、まだ行ったこともありません。でも、また訪れる機会はきっとあります。ここで国を代表して戦えることに、本当にワクワクしています」
今大会の女子シングルス優勝者には、一定のランキング条件を満たすことを前提に、2028年ロサンゼルス五輪の出場権が与えられる。前回の杭州大会でシングルスと混合ダブルスの銅メダルを獲得したイーラは、名古屋でも順調に勝ち進んで準決勝に進出。しかし、中国のワン・シンユー(同85位)に敗れ、惜しくも決勝進出はならなかった。またシャイラ・リベラと組んだ女子ダブルスでも初戦を突破したものの、2回戦で中国ペアに敗れている。
シーズン最終戦への切符は逃したイーラだが、今季放った輝きが褪せることはない。7月の「ウインブルドン」では前年優勝のイガ・シフィオンテク(ポーランド/現9位)を破る金星を挙げてベスト16に進出。8月のワシントン大会ではジェシカ・ペグラ(アメリカ/同3位)を倒して優勝し、フィリピン人選手として初めてWTAツアーのシングルスタイトルを獲得した。ランキングでも8月24日に自己最高の世界18位を記録している。
構成●スマッシュ編集部
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アジア大会のテニス競技(9月27日から10月3日)は、世界ランキング30位以内の選手に出場義務がある「中国オープン」と日程が重なっている。中国オープンは優勝者に1000ポイントが与えられる一方、アジア大会ではポイントを獲得できない。おまけに、出場義務違反として最大1万ドル(約155万円)の罰金が科される可能性もあるなかで、イーラは母国フィリピンの代表として名古屋でプレーすることを選んだ。
イーラは大会を選んだ思いを、こう語っている。
「軽々しく決めたわけではありません。もちろん、WTA1000大会を欠場するのは難しいことです。特に北京は、大会について素晴らしい話をたくさん聞いていますし、まだ行ったこともありません。でも、また訪れる機会はきっとあります。ここで国を代表して戦えることに、本当にワクワクしています」
今大会の女子シングルス優勝者には、一定のランキング条件を満たすことを前提に、2028年ロサンゼルス五輪の出場権が与えられる。前回の杭州大会でシングルスと混合ダブルスの銅メダルを獲得したイーラは、名古屋でも順調に勝ち進んで準決勝に進出。しかし、中国のワン・シンユー(同85位)に敗れ、惜しくも決勝進出はならなかった。またシャイラ・リベラと組んだ女子ダブルスでも初戦を突破したものの、2回戦で中国ペアに敗れている。
シーズン最終戦への切符は逃したイーラだが、今季放った輝きが褪せることはない。7月の「ウインブルドン」では前年優勝のイガ・シフィオンテク(ポーランド/現9位)を破る金星を挙げてベスト16に進出。8月のワシントン大会ではジェシカ・ペグラ(アメリカ/同3位)を倒して優勝し、フィリピン人選手として初めてWTAツアーのシングルスタイトルを獲得した。ランキングでも8月24日に自己最高の世界18位を記録している。
構成●スマッシュ編集部
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