「すごくモヤモヤする」「悔いが残る」
口をつくのは、もどかしい胸中を映す言葉ばかりだった。女子テニスツアー「木下グループジャパンオープン2026」(大阪・モリタテニスセンター靱/WTA250)シングルス2回戦。メアリー・ストイアナ(アメリカ/世界ランキング114位)に2-6、6-2、3-6で敗れた内島萌夏(同121位)の試合後の会見でのことである。
ストイアナは、予選から勝ち上がってきた23歳。ランキングこそ114位だが、大学を経て今季急成長を遂げた選手である。それだけに内島は、戦前は「相手のことは、ほとんど知らない」状態だった。コーチからは「粘り強く、いろんなことをしてくるタイプ」との情報を得ており、それは「聞いていた通りだった」という。ただやはりボールの質や軌道などは、実際に打ち合ってみないとわからない。ストイアナはスライスやロブなど緩急を用いながら、ネットプレーも多用するオールコートプレーヤー。その「上から低く滑ってくる感じ」のボールに、内島のスピンをかけた強打がかみ合わない。
「試合の最初は、全然ボールの感覚をつかめなかった」と内島が明かす。セカンドセットでは、内島がライン際をとらえるウイナーを決める場面も多々あったが、本人的には「気持ちよくはやらせてもらえていなかった」という。
ファイナルセットも最初のゲームをブレークする好スタートに見えたが、第4ゲームでは相手に絶妙なボレーとロブを決められ、ブレークを許す。最後は風も味方につけたストイアナが、試合巧者ぶりを発揮し勝利を手繰り寄せた。
内島は日ごろ、自身のランキングや獲得ポイントを気にすることは、ほとんどない。ただ「来年1月の全豪オープン本戦にランキングでダイレクトインする」ことは、今現在の明確な目標として掲げている。今季の出場大会は、残り2つ。そのうちの一つは、来週東京で開かれる「東レパンパシフィックオープン」である。
それでも真に求めるのは、数字ではなく、自身の成長。
「あまり先のことを考えるのではなく、自分がコントロールできる範囲のことに、しっかり集中したい」
ブレないその指標を掲げて、まずは東京へと向かう。
ダブルスでは、日本勢で唯一勝ち残っていた加藤未唯/チャン・ハオチン(日本/台湾)が、ミリアム・コロジエヨバ/ジェシカ・マレチコワのチェコペアに6-2、3-6、[5-10]で逆転負けを喫し決勝進出はならなかった。
チャン・ハオチンは、ダブルス最高5位、ウインブルドン決勝進出の経験もあるこの道のスペシャリスト。加藤はそのチャンと組み、WTA250のアテネ大会で優勝している。
「彼女はダブルスをよくわかっている。必ず相手のデータをしっかり頭に入れて試合に入るし、学ぶことしかない」と、新ペアに手ごたえを感じている様子だ。今後のスケジュールに関しては、当初は中国開催のWTA250大会出場も考えたが、より高いレベルを目指し、来週の「東レパンパシフィックオープン」へと挑む。内島同様に、加藤もまた求めるのは自身の成長だ。
取材・文●内田暁
【画像】内島萌夏ほか、全豪オープン2026で熱戦を繰り広げた女子選手たちの厳選写真!
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口をつくのは、もどかしい胸中を映す言葉ばかりだった。女子テニスツアー「木下グループジャパンオープン2026」(大阪・モリタテニスセンター靱/WTA250)シングルス2回戦。メアリー・ストイアナ(アメリカ/世界ランキング114位)に2-6、6-2、3-6で敗れた内島萌夏(同121位)の試合後の会見でのことである。
ストイアナは、予選から勝ち上がってきた23歳。ランキングこそ114位だが、大学を経て今季急成長を遂げた選手である。それだけに内島は、戦前は「相手のことは、ほとんど知らない」状態だった。コーチからは「粘り強く、いろんなことをしてくるタイプ」との情報を得ており、それは「聞いていた通りだった」という。ただやはりボールの質や軌道などは、実際に打ち合ってみないとわからない。ストイアナはスライスやロブなど緩急を用いながら、ネットプレーも多用するオールコートプレーヤー。その「上から低く滑ってくる感じ」のボールに、内島のスピンをかけた強打がかみ合わない。
「試合の最初は、全然ボールの感覚をつかめなかった」と内島が明かす。セカンドセットでは、内島がライン際をとらえるウイナーを決める場面も多々あったが、本人的には「気持ちよくはやらせてもらえていなかった」という。
ファイナルセットも最初のゲームをブレークする好スタートに見えたが、第4ゲームでは相手に絶妙なボレーとロブを決められ、ブレークを許す。最後は風も味方につけたストイアナが、試合巧者ぶりを発揮し勝利を手繰り寄せた。
内島は日ごろ、自身のランキングや獲得ポイントを気にすることは、ほとんどない。ただ「来年1月の全豪オープン本戦にランキングでダイレクトインする」ことは、今現在の明確な目標として掲げている。今季の出場大会は、残り2つ。そのうちの一つは、来週東京で開かれる「東レパンパシフィックオープン」である。
それでも真に求めるのは、数字ではなく、自身の成長。
「あまり先のことを考えるのではなく、自分がコントロールできる範囲のことに、しっかり集中したい」
ブレないその指標を掲げて、まずは東京へと向かう。
ダブルスでは、日本勢で唯一勝ち残っていた加藤未唯/チャン・ハオチン(日本/台湾)が、ミリアム・コロジエヨバ/ジェシカ・マレチコワのチェコペアに6-2、3-6、[5-10]で逆転負けを喫し決勝進出はならなかった。
チャン・ハオチンは、ダブルス最高5位、ウインブルドン決勝進出の経験もあるこの道のスペシャリスト。加藤はそのチャンと組み、WTA250のアテネ大会で優勝している。
「彼女はダブルスをよくわかっている。必ず相手のデータをしっかり頭に入れて試合に入るし、学ぶことしかない」と、新ペアに手ごたえを感じている様子だ。今後のスケジュールに関しては、当初は中国開催のWTA250大会出場も考えたが、より高いレベルを目指し、来週の「東レパンパシフィックオープン」へと挑む。内島同様に、加藤もまた求めるのは自身の成長だ。
取材・文●内田暁
【画像】内島萌夏ほか、全豪オープン2026で熱戦を繰り広げた女子選手たちの厳選写真!
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