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幼い頃から追い続けた夢が実現!ズベレフが悲願の世界ランキング1位へ「とても名誉なことだと思います」<SMASH>

スマッシュ編集部

2026.10.30

不運な大ケガや四大大会決勝での悔しさを乗り越え、29歳でついに男子テニスの頂点へ。ズベレフの挑戦が実を結んだ。(C)Getty Images

 男子テニスのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/29歳)が、長年追い求めてきた世界ランキング1位への思いを語った。ATPの公式動画配信サービス『Tennis TV』のインタビューに応じ、幼い頃から抱いてきた夢や、ランキングの頂点に立つことの意味を明かした。

 ズベレフは今年、「全仏オープン」で悲願の四大大会初優勝を果たし、9月の「全米オープン」でも頂点に立った。「全豪オープン」ではベスト4、「ウインブルドン」でも準優勝と、四大大会全てで好成績を残した。現世界1位のヤニック・シナー(イタリア)が右ヒザの故障で今季終了を表明するなか、10月12日には「上海マスターズ」でカルロス・アルカラス(スペイン)が敗退したことにより、自身初の年末世界1位が確定した。

 ただ、ここまでの道のりは平坦ではなかった。2020年の「全米オープン」で初めて四大大会決勝に進出したものの、ドミニク・ティーム(オーストリア)に敗戦。22年6月の「全仏オープン」準決勝で右足首に重傷を負い、長期離脱を余儀なくされた。同月には自己最高の世界2位に到達したものの、復帰後も24年全仏、25年全豪と四大大会決勝で涙をのんでいる。

 そんなズベレフは、いつ世界1位を現実的な目標として意識するようになったのかと問われ、特定の瞬間を挙げることはしなかった。幼い頃に四大大会の決勝を見て、自分もあの舞台でプレーしたいと憧れたという。兄で元プロ選手のミーシャに同行して大きな大会を訪れる機会も多く、最高峰の舞台で戦うことを夢見ていた。
 
 では、数あるタイトルや栄誉の中で、世界1位にはどのような価値があるのか。ズベレフは次のように話している。

「世界1位になるのは、とても名誉なことだと思います。なぜなら、それは単にひとつの大会で優勝したというだけではないから。1年を通じて世界最高のテニスを安定して続けてきたことを意味するからです」

 ズベレフが今季中に世界1位となることはすでに決まっていたが、ついに日付も確定した。開催中の「エルステ・バンク・オープン」(オーストリア・ウィーン/ATP500)の2回戦でタロン・グリークスプア(オランダ)を6-4、7-5で下して8強入り。週明けの11月2日に、初めて世界ランキングの頂点に立つ。

 1973年のATPランキング導入以来30人目、ドイツ男子ではボリス・ベッカー以来2人目の世界1位。挑戦を重ねてきた29歳が、新たな歴史に名を刻む。

構成●スマッシュ編集部

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