男子テニスツアーのATP500シリーズ「エルステ・バンク・オープン」(10月26日~11月1日/オーストリア・ウィーン/室内ハードコート)は大会最終日の現地1日にシングルス決勝が行なわれ、第2シードで世界ランキング3位のカルロス・アルカラス(スペイン/23歳)が、第5シードで同10位のアレックス・デミノー(オーストラリア/27歳)を6-1、6-4で下し、大会初優勝を果たすとともにツアー通算28勝目を飾った。
今大会で圧巻の強さを見せたアルカラスは、決勝を含む5試合全てにストレート勝ち。決勝でも持ち前の強力なストロークでデミノーを圧倒し、第1セットでは3度のブレークに成功した。第2セットは相手の粘り強いプレーに苦しめられたものの、第10ゲームでこの試合4度目のブレークを奪い、1時間27分で勝利を収めた。
この結果、アルカラスは今季出場したATP500大会で16戦全勝を達成。「カタール・エクソンモービル・オープン」、「木下グループジャパンオープン」(ハード)、そして今大会の3大会を制覇した。また、昨年4月の「バルセロナ・オープン」(クレーコート)決勝で敗れて以降、同カテゴリーでの連勝記録を26に伸ばした。
さらにATP500での通算優勝回数は11回となり、09年のシリーズ創設以降ではロジャー・フェデラー(スイス/元1位/16回)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現12位/15回)、ラファエル・ナダル(スペイン/元1位/15回)に次ぐ歴代4位の記録となった。
試合後、アルカラスは「僕もチームもデミノーの実力をよく理解している。彼はとても動きが速いから、全てのポイントを自分の力で勝ち取らなければならない」と相手の守備力を称賛。その上で「今日は攻撃的にプレーすることを心掛けた。彼が僕に勝つには、僕よりも攻撃的かつ安定した、スマートなプレーをしなければならないと示そうとした」と振り返った。
また、「最終的に自分の戦い方を見出し、素晴らしいプレーができたことを本当にうれしく思う。感情が揺さぶられる、本当に素晴らしい1週間だった」と喜びを表現。
一方、室内ハードコートでのタイトル獲得は昨年2月の「ABNアムロ・オープン」(ATP500)以来まだ2度目とあって、「今大会で多くのことを学んだ。今後も一歩ずつ前進し、このサーフェスでの自信を深めていきたい」と意欲を示した。
なおアルカラスは間もなく開幕するマスターズ1000大会「ロレックス・パリ・マスターズ」(11月2日~8日/フランス・パリ/室内ハード)に第2シードで出場予定。上位8シードは1回戦免除となり、初戦となる2回戦ではイリ・レヘチュカ(チェコ/24歳/現21位)とアレックス・ミケルセン(アメリカ/22歳/同34位)の勝者と対戦する予定だ。
文●中村光佑
【動画】アルカラスの強さが際立った「エルステ・バンク・オープン」決勝ハイライト
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今大会で圧巻の強さを見せたアルカラスは、決勝を含む5試合全てにストレート勝ち。決勝でも持ち前の強力なストロークでデミノーを圧倒し、第1セットでは3度のブレークに成功した。第2セットは相手の粘り強いプレーに苦しめられたものの、第10ゲームでこの試合4度目のブレークを奪い、1時間27分で勝利を収めた。
この結果、アルカラスは今季出場したATP500大会で16戦全勝を達成。「カタール・エクソンモービル・オープン」、「木下グループジャパンオープン」(ハード)、そして今大会の3大会を制覇した。また、昨年4月の「バルセロナ・オープン」(クレーコート)決勝で敗れて以降、同カテゴリーでの連勝記録を26に伸ばした。
さらにATP500での通算優勝回数は11回となり、09年のシリーズ創設以降ではロジャー・フェデラー(スイス/元1位/16回)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現12位/15回)、ラファエル・ナダル(スペイン/元1位/15回)に次ぐ歴代4位の記録となった。
試合後、アルカラスは「僕もチームもデミノーの実力をよく理解している。彼はとても動きが速いから、全てのポイントを自分の力で勝ち取らなければならない」と相手の守備力を称賛。その上で「今日は攻撃的にプレーすることを心掛けた。彼が僕に勝つには、僕よりも攻撃的かつ安定した、スマートなプレーをしなければならないと示そうとした」と振り返った。
また、「最終的に自分の戦い方を見出し、素晴らしいプレーができたことを本当にうれしく思う。感情が揺さぶられる、本当に素晴らしい1週間だった」と喜びを表現。
一方、室内ハードコートでのタイトル獲得は昨年2月の「ABNアムロ・オープン」(ATP500)以来まだ2度目とあって、「今大会で多くのことを学んだ。今後も一歩ずつ前進し、このサーフェスでの自信を深めていきたい」と意欲を示した。
なおアルカラスは間もなく開幕するマスターズ1000大会「ロレックス・パリ・マスターズ」(11月2日~8日/フランス・パリ/室内ハード)に第2シードで出場予定。上位8シードは1回戦免除となり、初戦となる2回戦ではイリ・レヘチュカ(チェコ/24歳/現21位)とアレックス・ミケルセン(アメリカ/22歳/同34位)の勝者と対戦する予定だ。
文●中村光佑
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