開催中の男子テニスツアー公式戦「ロレックス・パリ・マスターズ」(11月2日~8日/フランス・パリ/室内ハードコート/ATP1000)に第10シードで出場している元世界ランキング1位の39歳ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現11位)が、大会開幕前の記者会見で今季自身を苦しめてきた健康上の問題に言及し、現在は改善に向かっていることを明かした。
今季のジョコビッチは1月の「全豪オープン」で準優勝、7月の「ウィンブルドン」でベスト4に進出した一方、6月の「全仏オープン」は3回戦、8月の「全米オープン」は初戦で敗退するなど、成績に波が見られた。加えて度重なる体調不良にも悩まされ、8月の「シンシナティ・オープン」(ATP1000)では酷暑に苦しみ2回戦で敗退。続く全米でも試合中に嘔吐やケイレンなどの症状に見舞われた。
会見でジョコビッチは「正直に言えば、今年は良いプレーをすることよりも、万全のコンディションでプレーすることを優先してきた。出場した大会のほとんどで、健康面において非常に苦しんできたからだ」と告白。その上で自身の健康問題を巡る周囲の憶測に反論した。
「それは準備の仕方や練習量とは関係ない。まるで僕に何が起きているのかを正確に知っている専門家のように、意見を述べたがる人は大勢いる。でも実際には、彼らはわかっていない」
一方、最近は改善の兆しも見えているという。「ここ最近はコート上での感覚が良くなっているし、これまで抱えてきた問題の解決も近付いている。そうなるとプレーのレベルも上がり、テニスを楽しめるようになる。今は自分でもより良いプレーができていると感じる」と手応えを口にした。
実際、先月の「中国オープン」(ATP500)では今季初優勝を飾り、ツアー通算102勝目を達成。続く「ロレックス上海マスターズ」(ATP1000)と「スイス室内バーゼル」(ATP500)では早期敗退を喫したものの、「全豪オープンを除けば、北京では今年最高の1週間を過ごせた。バーゼルでもかなり良いプレーができたと思う」と振り返った。
そして最後は前向きにこう締めくくった。「今はシーズン最後の数週間を楽しみたいし、何よりもコート上で良い体調を保ちたい。そうすれば結果もついてくると思う」
なお、ジョコビッチは11月15日開幕の男子シーズン最終戦「ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/室内ハード/FIN)への出場を目指しているが、現在レースランキングでは11位で出場圏外。今大会では最低でもベスト4進出が必要とみられている。
現地3日に行なわれた1回戦では世界27位のバレンティン・バチェロット(モナコ/27歳)に6-7(5)、7-5、6-1で逆転勝利。2回戦では同83位のリンキー・ヒジカタ(オーストラリア/25歳)と対戦する。体調面の問題を克服しつつある39歳は、ファイナルズへの切符をつかめるか。次戦以降の戦いにも注目が集まる。
文●中村光佑
【動画】ジョコビッチVSバチェロットの「パリ・マスターズ」1回戦ハイライト
【関連記事】アップダウンが激しい39歳ジョコビッチ、周囲から聞こえる雑音も「全く気にしていない」。狙いはブレずツアー最終戦出場!<SMASH>
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今季のジョコビッチは1月の「全豪オープン」で準優勝、7月の「ウィンブルドン」でベスト4に進出した一方、6月の「全仏オープン」は3回戦、8月の「全米オープン」は初戦で敗退するなど、成績に波が見られた。加えて度重なる体調不良にも悩まされ、8月の「シンシナティ・オープン」(ATP1000)では酷暑に苦しみ2回戦で敗退。続く全米でも試合中に嘔吐やケイレンなどの症状に見舞われた。
会見でジョコビッチは「正直に言えば、今年は良いプレーをすることよりも、万全のコンディションでプレーすることを優先してきた。出場した大会のほとんどで、健康面において非常に苦しんできたからだ」と告白。その上で自身の健康問題を巡る周囲の憶測に反論した。
「それは準備の仕方や練習量とは関係ない。まるで僕に何が起きているのかを正確に知っている専門家のように、意見を述べたがる人は大勢いる。でも実際には、彼らはわかっていない」
一方、最近は改善の兆しも見えているという。「ここ最近はコート上での感覚が良くなっているし、これまで抱えてきた問題の解決も近付いている。そうなるとプレーのレベルも上がり、テニスを楽しめるようになる。今は自分でもより良いプレーができていると感じる」と手応えを口にした。
実際、先月の「中国オープン」(ATP500)では今季初優勝を飾り、ツアー通算102勝目を達成。続く「ロレックス上海マスターズ」(ATP1000)と「スイス室内バーゼル」(ATP500)では早期敗退を喫したものの、「全豪オープンを除けば、北京では今年最高の1週間を過ごせた。バーゼルでもかなり良いプレーができたと思う」と振り返った。
そして最後は前向きにこう締めくくった。「今はシーズン最後の数週間を楽しみたいし、何よりもコート上で良い体調を保ちたい。そうすれば結果もついてくると思う」
なお、ジョコビッチは11月15日開幕の男子シーズン最終戦「ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/室内ハード/FIN)への出場を目指しているが、現在レースランキングでは11位で出場圏外。今大会では最低でもベスト4進出が必要とみられている。
現地3日に行なわれた1回戦では世界27位のバレンティン・バチェロット(モナコ/27歳)に6-7(5)、7-5、6-1で逆転勝利。2回戦では同83位のリンキー・ヒジカタ(オーストラリア/25歳)と対戦する。体調面の問題を克服しつつある39歳は、ファイナルズへの切符をつかめるか。次戦以降の戦いにも注目が集まる。
文●中村光佑
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