相手のボールが甘く浮いてきたら、バシッと気持ちよく決めたいものだ。基本的にはフラットで打ち込むが、ネットに近い場所で高い打点で打てるチャンスボールの場合は、横回転をかけて打つ方が得策。その打ち方を、元デ杯日本代表の山本育史氏が教えてくれた。
「テイクバックからラケットを立てて高い位置にセットし、そのままラケットヘッドを下げることなくインパクトします。手首よりラケットヘッドが高い位置にある状態です。打点でのラケットの高さを維持しながら、ラケットを横に振り抜き回転をかけます。窓を拭くイメージです。こうすれば、ある程度のスピードとコントロールが可能になります」
ネット際の高い打点のチャンスボールを決められるようになるための、練習方法も紹介してくれた。まずは、ネットに近い場所でフォームを身に付けて、その後にフットワークを加えていこう。
STEP1
サービスライン付近に立ち、近くから手出しのボールを出してもらい、それをノーバウンドで打つ。オープンスタンスで構え、テイクバックで身体がターンしている感覚を身に付ける。股関節が曲がっていることを確認しよう。
STEP2
打つ人に近い場所から、ネット方向にボールを出してもらい、ワンバウンドさせて打つ。自分から逃げていくボールを打つことになる。
STEP3
ネットの向こう側から球出し。1度ボールを近い場所に叩きつけて、大きくバウンドさせるボールを出す。ボールのタイミングに合わせて前進して打つ。
STEP4
ネットの向こう側から普通に球出し。打つ人はベースラインから前進していく。フットワークが加わるため、タイミングを合わせながら打つ。
チャンスボールをミスして流れを失うのはもったいない。キッチリ決められるように練習しよう!
解説=山本育史(グローブライド)
やまもとやすふみ/現役時代は全日本選手権2連覇をはじめ、デ杯日本代表として活躍。引退後はテニスクリニックやジュニアの指導の他、テレビ解説も務める。日本テニス協会公認S級エリートコーチ。
構成●スマッシュ編集部
※スマッシュ2019年2月号から抜粋・再編集
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「テイクバックからラケットを立てて高い位置にセットし、そのままラケットヘッドを下げることなくインパクトします。手首よりラケットヘッドが高い位置にある状態です。打点でのラケットの高さを維持しながら、ラケットを横に振り抜き回転をかけます。窓を拭くイメージです。こうすれば、ある程度のスピードとコントロールが可能になります」
ネット際の高い打点のチャンスボールを決められるようになるための、練習方法も紹介してくれた。まずは、ネットに近い場所でフォームを身に付けて、その後にフットワークを加えていこう。
STEP1
サービスライン付近に立ち、近くから手出しのボールを出してもらい、それをノーバウンドで打つ。オープンスタンスで構え、テイクバックで身体がターンしている感覚を身に付ける。股関節が曲がっていることを確認しよう。
STEP2
打つ人に近い場所から、ネット方向にボールを出してもらい、ワンバウンドさせて打つ。自分から逃げていくボールを打つことになる。
STEP3
ネットの向こう側から球出し。1度ボールを近い場所に叩きつけて、大きくバウンドさせるボールを出す。ボールのタイミングに合わせて前進して打つ。
STEP4
ネットの向こう側から普通に球出し。打つ人はベースラインから前進していく。フットワークが加わるため、タイミングを合わせながら打つ。
チャンスボールをミスして流れを失うのはもったいない。キッチリ決められるように練習しよう!
解説=山本育史(グローブライド)
やまもとやすふみ/現役時代は全日本選手権2連覇をはじめ、デ杯日本代表として活躍。引退後はテニスクリニックやジュニアの指導の他、テレビ解説も務める。日本テニス協会公認S級エリートコーチ。
構成●スマッシュ編集部
※スマッシュ2019年2月号から抜粋・再編集
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