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錦織圭とフェデラーが必ずやっている、フォアハンドの鉄板アクション【テニスレッスン】

スマッシュ編集部

2020.04.17

錦織圭(左)とフェデラー(右)がフォアハンドで共通して行なっていることがある。(C)Getty Images

錦織圭(左)とフェデラー(右)がフォアハンドで共通して行なっていることがある。(C)Getty Images

 38歳にして完璧なプレーを持続するフェデラー、小柄な体格で世界のトップと渡り合う錦織。2人のテニスをよく知れば、上達のヒントをつかめるに違いない。2人が共通して実践するフォアハンドの“鉄板アクション”から重要な基本を導き出そう。全日本選手権複優勝などの実績を持つ佐藤文平氏が、教えてくれた。

「フォアハンドでまず見習いたいのはテイクバックです。錦織、フェデラーとも、手を引くのではなく身体のターンでラケットを後方にセットしています。両腕は胸の前にあり、このままボディターンを戻せば、正面を向いた構えの姿勢と変わりません」

 NG例は、身体をひねったうえに手まで引くテイクバック。「オーバーテイクバックになり、打点までの距離が離れすぎます。打つまでの間に手先で余計な操作も加えやすいため、ミスヒットの危険が急増します。再現性を高めるには、体幹をひねり戻して、末端は操作しないこと。大きい部位を使って打てば、パワーの面でも有利です」

 次の鉄板アクションは、踏み込んだ左足のつま先の方向を斜め前に向けていること。「実はボールを打ちたい方向とつま先の向きは一緒ではありません。つま先を前(打球方向)に向けると、打つ時に左ヒザが割れて、スイングが乱れます。左ヒザが“割れる”とは、外に流れるということで、それにつられてラケットも左に回りすぎて、前に押せなくなるのです。つま先を斜めに向けると、身体の開きを少し抑えられ、腕を前方に振りやすくなります」
 
 インパクトで2人が行なっていることは、めいっぱい押すこと。「ボールが面にくっついている短い時間に、目いっぱいボールを押し切ることで、弾性エネルギーが生まれ、球威を上げることができます。選手にはボールをつぶして押すという感覚が確実に存在します。一般の方は押すのを途中でやめて、手をこねたりしがち。パワーをロスする原因です」

 フォアハンドの最後の鉄板アクションは、左手の使い方。「スイングしながら左手を身体に引きつけ、身体が開かないように押さえます。こうすると右腕を巻き込まずに前に振れるため、スイングの弧を大きくできるのです。テニスのスイングは、軌道の弧が大きくて、スピードが速いのがベストです。しかし大抵の一般プレーヤーは、速く振ろうとするとラケットヘッドを早く巻き込みやすく、弧が小さくなってしまうので、左手の使い方を意識してください」

 フェデラーと錦織が共通して行なっているアクションをイメージできただろうか。自分が実行していないなと思うものがあれば、取り入れてみて、あなたのフォアハンドをレベルアップさせよう。

解説=佐藤文平
早稲田大学時代にインカレを制し、卒業後プロ転向。ワールドチームカップ日本代表、全日本選手権複優勝などの実績を残す。現在はテニス中継の解説者、HALEOテニスディビジョン統括ディレクターなどを務める傍ら、日体大大学院博士後期課程でスポーツバイオメカニクスを研究中。

構成●スマッシュ編集部
※スマッシュ2019年3月号から抜粋・再編集

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