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【テニスギア講座】テニスで使うベストのタオルは? 多彩なサイズバリエーションから的確に選ぼう

松尾高司

2020.06.03

トッププロの試合に必ず登場する大判タオル。そのサイズは通常のバスタオルよりも大きめで、多量の汗にも対応できる。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

トッププロの試合に必ず登場する大判タオル。そのサイズは通常のバスタオルよりも大きめで、多量の汗にも対応できる。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 これからの季節、テニスをするのに必需品となるのがタオルです。テニスのシーンで使われるタオルにも、様々な種類・サイズバリエーションがあります。

 思いつくままに挙げていくと、まず「バスタオル」。そして日本で伝統的に手ぬぐいと言われるサイズの「フェイスタオル」。実際に手を拭うためのタオルは「ハンドタオル」といい、ほぼ正方形です。

 続いて、スポーツ用独特のものが「スポーツタオル」で、バスタオルとフェイスタオルとの中間的サイズ設定。バスタオルは持ち歩くには大きすぎますが、フェイスタオルでは小さすぎて、シャワー後の身体を拭うには不十分。というわけで、常に携行するのにストレスが少なく、必要最低限の吸水量を備えるサイズなのが、スポーツタオルなんです。

 さらに、この数年で増えているのが「マフラータオル」! プレー中に首に巻いておき、夏は汗を拭うために、また冬は防寒のために使えるというアイテムです。

 では、テニスではどのタオルを携行すればいいのでしょうか? 実は「テニス用ベストタオル」というものはなく、プレー環境によって使い勝手のいいサイズを使い分けるのが賢い方法です。ということでシチュエーション別に考えてみましょう。
 
 まず、近所のテニススクールや、パブリックコートで仲間が集まってプレーするケースは、プレー後にシャワーを浴びずに帰宅する場合が少なくないため、バスタオルは必要ないと考えられます。さほど汗をかかない人で、荷物を少なくしたいのであればフェイスタオルで事足りるでしょうが、できればスポーツタオルを常備しておきたいですね。

 汗をかく量が多い人であれば、スポーツタオルはマストアイテムで、手のひらに汗をかきやすい人は、それに加えて、小さなハンドタオルもポケットに入れておくことを勧めます。また、日焼け防止用ファンデーションを塗っている女性プレーヤーも、こまめに汗を拭うのに、ハンドタオルは重宝するでしょう。

 細長いサイズのマフラータオルですが、前述のように夏冬2通りの用途があります。プレー中に首に巻けるという点で希少な存在。

 そしてバスタオルですが、草トーナメントなどでガッツリとプレーした後にさっぱりしたい時や、合宿などには必携アイテムです。

 タオルは、大きいほどいいわけではありません。使用環境によってサイズ別に使い分けられるように揃えておきたいものですね。

文●松尾高司(KAI project)

※『スマッシュ』2017年5月号より抜粋・再編集

【PHOTO】タオルで汗を拭ってリセット。プレーの合間に垣間見えるプロの表情集
 

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