男子テニスの杉田祐一が６月５日、現役生活の傍らでジュニアの育成を行なう「日本の樹プロジェクト」の立ち上げたことをツイッター（@sugitayuichi88）で発表した。このプロジェクトは、自身の経験上から「とても重要な時期であり、また周りからの影響を最も受けやすい時期」である中高生を対象とし、彼らの強化及び「世界で戦う為にこの年代で重要となる事の体験」を目的としている。

　そして７日、杉田はツイッターで、プロジェクト第一弾として関東に住む高校一年生とのトレーニングキャンプの実施を発表。「高校生活において大切にしてほしい事をメイン」とし、練習とトレーニングを３時間行なうという。参加費、往復の交通費は杉田が全額負担となり、必要なものは「やってみたいという気持ちのみ！」だ。

　この練習会への応募は、ツイッターのダイレクトメールにて受け付けているが、杉田のツイートには「高校１年生です　DM送りました！」と、早速の参加希望者が現れていた。また、残念ながら参加対象にならなかったファンからは「中２だけど行きたい！」「こんなことしてくださるプロがいる時代に生まれたかった」「元高校１年生ですがダメ？」など、惜しむコメントも見られた。
  　なお、練習会は新型コロナウイルス感染対策のため、細心の注意を払いながら少人数で行なわれる。すでにたくさんの応募が集まっており、抽選にて参加者を決めるというが、記事執筆時点（８日夜）では、まだ募集を受け付けているようだ。

　これは杉田自身の練習も兼ねているため、かなりハードな内容で「選ばれたら覚悟を決めてきてください！！」というが、それでもプロとの練習は非常に貴重な機会だ。関東に住む高校１年生男子は、ぜひチャレンジしてみてほしい。

◆杉田祐一（すぎたゆういち）
1988年９月18日生まれ／宮城県仙台市出身。三菱電機所属。身長174㎝、右利き、両手打ちバックハンド。７歳でテニスを始め、2006年プロに転向。2010年・2012年全日本テニス選手権優勝、2016年リオデジャネイロ五輪出場、2017年アンタルヤオープン優勝、ATPシングルスランキング：87位（2020年３月16日付）。自己最高位は日本人歴代２位の36位（17年10月９日付）。

構成●スマッシュ編集部

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