海外テニス

ジョコビッチ主催『アドリア・ツアー』がモンテネグロでの開催中止を発表。入国解禁リストに「セルビアが含まれていない」

THE DIGEST編集部

2020.06.14

初日から盛り上がりを見せた『アドリア・ツアー』だが、6月末に予定されていたモンテネグロでの開催は中止が発表された。(C)Getty Images

 男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチが主催する大会『アドリア・ツアー』が、27~28日に予定されていたモンテネグロでのイベント開催を中止することを発表した。

 同ツアーにはジョコビッチのほかに、ドミニク・ティームやアレクサンダー・ズべレフ、グリゴール・ディミトロフといった豪華メンバーが参加。13日よりセルビアの首都・ベオグラードで開幕し、初日から約4000人の観客を迎えるなど、大きな盛り上がりを見せていた。
 
 トーナメントディレクターを務めるノバクの弟、ジョルジ・ジョコビッチは、今回の中止に至った理由について「モンテネグロ公衆衛生研究所が設定しているリストに、セルビアが含まれておらず、モンテネグロへ行くことができないから」と説明。「私たちはチームの人数が多く、彼らなしでは技術的に完璧に実行することはできないため、これは乗り越えられない障害です」と続けた。

 同ツアーは今後、13~14日のセルビアに加え、20~21日にクロアチア、7月3~4日にボスニア・ヘルツェゴビナで開催される予定となっている。また、男子テニスのATPツアーは7月末からの再開を目指しているが、新型コロナ禍による各国の情勢を鑑みても、まだまだ先行きが不透明な状況だ。

構成●THE DIGEST編集部

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