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【テニスギア講座】ガットとの組み合わせでラケットの性能は大きく変わる。どうマッチングさせる?

松尾高司

2020.06.24

フレームにどんなガットを合わせるか、一般愛好家も気を使うべき。そのマッチングを重視するプロは、縦横で糸を変えるハイブリッドを選択することも多い。写真:茂木あきら(THE DIGEST写真部)

フレームにどんなガットを合わせるか、一般愛好家も気を使うべき。そのマッチングを重視するプロは、縦横で糸を変えるハイブリッドを選択することも多い。写真:茂木あきら(THE DIGEST写真部)

 テニスラケットは、フレームとストリング(ガット)が組み合わされてこそ完成するものです。多くの方が「このラケットは自分に合わない」とか「これは打球感が良くない」とか言いますが、同じフレームを使っても、ガットの選択によって打球性能は驚くほど変化します。

 どういうフレームとガットのマッチングがいいかを知らないと、ちぐはぐな組み合わせ方をしてしまうかもしれません。近年、「ミスマッチでは?」と思える選択の1つが、硬くてよく飛ぶフレームに、飛びを抑える効果のあるポリ系ストリングを張るケースです。

 プロがこの選択をするのには理由があります。例えばナダルのように、硬いポリ系でボールをつぶしながらも、さらに猛烈なスピンをかけるためのスイングをする選手は、あまりの回転量に推進パワーを奪われるため、回転をかけてもパワフルに飛んでくれるフレームが必要なのです。

 ただし、あれほどのスピンをかける一般愛好家はめったにいません。「飛ぶラケットを選んでおいて、飛ばないガットを張る」という選択は、飛ばしたいのか? 飛ばしたくないのか? どっちなんでしょう。
 
 飛び性能に関する組み合わせは4つのパターンがあります。
1:飛ぶフレーム+飛ぶ糸
2:飛ぶフレーム+飛ばない糸
3:飛ばないフレーム+飛ぶ糸
4:飛ばないフレーム+飛ばない糸

 このうち、パワーが溢れ出てしまうプロなどは4を選択しますが、かなり少ないですね。3はホールド感が好きだけど、飛びを糸でアシストしたい方。2は前述のように、ポリ系を使いたい理由があるけれど、フレームで飛びをカバーしたい人。そして1は、ジュニアや非力なプレーヤーが、道具の持つパワーアシストを最大限に利用したい場合などです。

 なお、覚えておいてほしいのは、非力な女性や身体がまだ出来上がってないジュニアがポリ系を選ぶのは、合理的ではありません。どんなフレームでも避けたほうがいいでしょう。決してポリ系が悪いわけではありません。もっとパワーを身に付けてから使うようにしましょうね!

文●松尾高司(KAI project)

※『スマッシュ』2017年4月号より抜粋・再編集

【PHOTO】3/1000秒のインパクトの瞬間、ガットはこんなにたわむ
 

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