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海外テニス

全米オープン車いす部門が一転開催へ!「おぞましい差別だ」などの批判を受けてUSTAが再考

THE DIGEST編集部

2020.06.25

全米オープン車いす部門が中止から一転開催へ。リオ・パラリンピック金メダリストのアルコットが感謝の意を示した。(C)Getty Images

全米オープン車いす部門が中止から一転開催へ。リオ・パラリンピック金メダリストのアルコットが感謝の意を示した。(C)Getty Images

 テニスの全米オープンを主催する全米テニス協会(USTA)は24日(日本時間25日)、新型コロナウイルス懸念で中止としていた車いすテニス部門を、9月10~13日の4日間で開催することを決めた。17日(同18日)に発表していた中止の決定を覆した形だ。

 中止が発表された当初は、2016年リオパラリンピック金メダリストのディラン・アルコットが自身のTwitter(@DylanAlcott)で、「選手は相談されなかった」「おぞましい差別だ」と呟き、テニス界に波紋を呼んでいた。
 
 その後、国際パラリンピック連盟などからの批判も受け、USTAは車いす部門の開催可否を再考へ。国際テニス連盟(ITF)と車いす部門の選手らがバーチャルミーティングを複数回行ない、24日(日本時間25日)に開催を決定したという。従来の大会と同様に、車いす部門の男女シングルスとダブルス、クァードのシングルスとダブルスが行なわれる。

 今回の発表を受け、アルコットも「決定を覆してくれた全米オープンに感謝します」と反応。「車いすの選手が 2020 年大会に出場できるようになりました。そして最も重要なこと、これを読んでくださっている皆さんが私たちを応援し、メッセージを共有してくださったことに感謝します。あなたたちのおかげでこれが実現しました」などとコメントしている。

構成●THE DIGEST編集部

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