新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で再開されるテニスツアーだが、様々な感染対策の下で行なわれる予定の全米オープンを主催する全米テニス協会(以下USTA)が、感染対策に関わるガイドラインを順次発行している。
8月22日開幕のウエスタン&サザン・オープン、そしてその翌週の全米オープンでは、無観客や選手の行動範囲規制、選手に帯同するスタッフの人数規制など、様々な感染対策がなされる予定だ。
だが、もしそれでも大会中に選手が陽性反応を示した場合、どのような対応がなされるのか?
ガイドラインによると「ニューヨーク州保健局とCDC(疾病対策予防センター)の勧告に基づき、陽性反応が出た選手は直ちに隔離され、競技中であれば自動的に失格(賞金とポイントは付与)となる」のだという。
また、その場合の選手の治療は、全米オープンのメディカルチームによって行なわれ、「10日間隔離され、解熱剤を服用せず72時間平熱状態」でなければ完治したとはみなされないとのこと。
では、選手やそのチームはどれくらいの頻度でPCR検査を受けるのか?
まず、大会側が用意した現地のホテルに到着した初日に検査。そしてその48時間後に再度検査を受け、その後は4日毎に行なわれるようだ。また、任意ではあるが抗体検査の実施も”強く推奨”されており、もし検査で陽性反応が出た(過去に感染し、抗体を保有している)場合、その後のPCR検査のスパンが7日毎になるという。
さらに大会期間中は、選手とチーム、さらに選手が招待したゲストは“バブル”と呼ばれる行動規制範囲内で過ごすことになるが、許可なくこのバブルから出てしまった場合にはどうなるのか?
ガイドラインによれば、それが選手だった場合、即時「失格」扱いとなり、大会で得たポイントの没収や罰金が科される。さらに、選手以外のチームメンバー、またはゲストがバブルから出た場合には、当人のクレデンシャル(入場許可証)が無効となり、48時間以内にホテルを去る必要があるという。
このバブルについての定義や、選手らの監視の方法、無断で外出したことを知るための方法やそのプロセスなどについては、近日中に発表される。
大会で感染者が大量に発生してしまった場合の対応については、まだ定められていないようだ。未確定のガイドラインについて、USTAは「大会の計画を進めながら、ニューヨーク州保健局、ニューヨーク市保健精神衛生局らと話し合って決めていく」とした。
構成●スマッシュ編集部
【画像】抗体検査「強く推奨します」USTAが公開したガイドラインの一部はこちら
8月22日開幕のウエスタン&サザン・オープン、そしてその翌週の全米オープンでは、無観客や選手の行動範囲規制、選手に帯同するスタッフの人数規制など、様々な感染対策がなされる予定だ。
だが、もしそれでも大会中に選手が陽性反応を示した場合、どのような対応がなされるのか?
ガイドラインによると「ニューヨーク州保健局とCDC(疾病対策予防センター)の勧告に基づき、陽性反応が出た選手は直ちに隔離され、競技中であれば自動的に失格(賞金とポイントは付与)となる」のだという。
また、その場合の選手の治療は、全米オープンのメディカルチームによって行なわれ、「10日間隔離され、解熱剤を服用せず72時間平熱状態」でなければ完治したとはみなされないとのこと。
では、選手やそのチームはどれくらいの頻度でPCR検査を受けるのか?
まず、大会側が用意した現地のホテルに到着した初日に検査。そしてその48時間後に再度検査を受け、その後は4日毎に行なわれるようだ。また、任意ではあるが抗体検査の実施も”強く推奨”されており、もし検査で陽性反応が出た(過去に感染し、抗体を保有している)場合、その後のPCR検査のスパンが7日毎になるという。
さらに大会期間中は、選手とチーム、さらに選手が招待したゲストは“バブル”と呼ばれる行動規制範囲内で過ごすことになるが、許可なくこのバブルから出てしまった場合にはどうなるのか?
ガイドラインによれば、それが選手だった場合、即時「失格」扱いとなり、大会で得たポイントの没収や罰金が科される。さらに、選手以外のチームメンバー、またはゲストがバブルから出た場合には、当人のクレデンシャル(入場許可証)が無効となり、48時間以内にホテルを去る必要があるという。
このバブルについての定義や、選手らの監視の方法、無断で外出したことを知るための方法やそのプロセスなどについては、近日中に発表される。
大会で感染者が大量に発生してしまった場合の対応については、まだ定められていないようだ。未確定のガイドラインについて、USTAは「大会の計画を進めながら、ニューヨーク州保健局、ニューヨーク市保健精神衛生局らと話し合って決めていく」とした。
構成●スマッシュ編集部
【画像】抗体検査「強く推奨します」USTAが公開したガイドラインの一部はこちら