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海外テニス

大坂なおみがW&Sオープン決勝を棄権「思ったように回復しなかった」準決勝で左太ももを負傷【海外テニス】

スマッシュ編集部

2020.08.30

今季初の決勝の舞台だったが、戦わずして大会を去った大坂なおみ。(C)GettyImages

今季初の決勝の舞台だったが、戦わずして大会を去った大坂なおみ。(C)GettyImages

 全米オープンテニスの前哨戦「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ/ニューヨーク、WTAプレミア5)は、29日(現地時間)に第4シードの大坂なおみと、元世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)の女子シングルス決勝が行なわれる予定だったが、試合直前に大坂がケガにより棄権。不戦勝でアザレンカが大会チャンピオンとなった。

 ウェスタン&サザン・オープンの公式ツイッターでは大坂のコメントを掲載。「ケガで棄権することになり残念です」と綴った彼女は、続けて「昨日、第2セットのタイブレークで左太ももを負傷してしまい、一晩では思ったように回復しませんでした」と棄権の理由を説明した。
 
 米国内で巻き起こる人種差別反対運動に呼応して、27日(準決勝)にはプレーをしないという決断をした大坂。この想いが大会サイドをも動かし、27日の全試合が28日にリスケジュールされた。さらに、選手たちはもちろん、テニス界全体が彼女の勇気ある決断を称賛するなど、大きなムーブメントを巻き起こした。これについて大坂は「この1週間は感動的なものでした。たくさんの応援に感謝したいです」とコメントしている。

 できることならば、優勝スピーチで「BLACK LIVES MATTER(黒人の命も大切だ)」を高らかに叫んでほしかったが、ケガばかりは仕方がない。来週から開幕する全米オープンに影響することのないよう、回復に努めてほしい。

構成●スマッシュ編集部

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