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大坂なおみの元コーチ・バイン氏、ヤストレムスカとの師弟関係を終了。ツイッター上で“におわせる”やりとりも…

スマッシュ編集部

2020.09.11

師弟関係でありながら、半年会っていなかったバイン氏(左)とヤストレムスカ(右)だが、大坂へツイッターで賛辞を寄せたことも少なからず影響したのでは?(C)Getty Images

 大坂なおみに2つのグランドスラムタイトルをもたらし、2018年には年間WTA最優秀コーチにも選ばれたサーシャ・バイン氏が、昨年11月に師弟関係を結んだダヤナ・ヤストレムスカ(ウクライナ)との関係を終了することを、自身のツイッターで明かした。

 過去に、セレナ・ウィリアムズのヒッティングパートナーとして8年間を共に歩み、2017年から2018年にかけてはキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)をサポートした経験を持つバイン氏。その後は大坂のコーチとして主にメンタル面を支え、2018年全米、2019年全豪と、大坂をグランドスラム2連勝に導いたことで、その存在が日本でも大きく取り上げられた。

 しかし2019年2月に、大坂サイドからの要求でその関係は終了。同年4月からはクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)のコーチに就任するも、今度はバイン氏が自らの意思でコーチを辞任していた。そして、その直後に師弟関係を結んだのがヤストレムスカだ。

 ツイッターへの投稿で「2人とも同じ目標を持っていたけれど、そこに至るまでの道のりが違っていただけだと信じたい」と綴ったバイン氏。自身を信じて迎えてくれた、ヤストレムスカ陣営に感謝の言葉を述べつつ、「半年間会うことができず、一緒に練習もできていなかったことが、別れにつながったのでしょう」と明かした。
 
 また、ヤストレムスカも、自身のツイッターでバイン氏との関係解消を発表。「今までの全てに感謝し、彼の幸運を祈りたいと思います。私にとってとても良い経験になりました。」とコメントした。

 実を言えば、少し前にも不仲が疑われる出来事があったこの2人。それは全米オープンの前哨戦である、ウェスタン&サザン・オープンでのこと。ヤストレムスカは、3回戦で大坂なおみに完敗を喫したのだが、あろうことかバイン氏はツイッターで、大坂へ向け「おめでとう。今日は君の方が優れていた」と賛辞を送ったのだった。

 もちろんこれにヤストレムスカは激怒。彼のツイートに返信する形で「たとえ負けたとしても、あなたにとっては私だけが最高の選手なのだと思っていました」とコメント。バイン氏もすぐさま「もちろんそうだよ。今回はたまたま彼女(大坂)が良かっただけだ。次は勝てるように頑張ろう」とフォローしていたが、ヤストレムスカには納得がいかなかったのかもしれない。

 ヤストレムスカはその後、マネジメントチームを通じて、今秋にも新コーチを発表する予定だと明かしている。

構成●スマッシュ編集部

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