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大坂なおみ全力で駆け抜けた全米オープン、2度目の優勝を愛用ギアで振り返る!

Hustle

2020.09.13

厳選したギアを手に、最高のプレーを発揮した大坂なおみ。(C)Getty Images

 大坂なおみが全米オープンで2度目の優勝を果たした。ツアーが再開されて間もないが、前哨戦から好調をキープしてついに栄冠を獲得。今回は、そんな彼女の活躍を支えているギアに注目しよう。

 大坂なおみと言えば、日本が誇るテニスギアメーカー、ヨネックスだ。彼女が10歳の頃、母親の環さんがヨネックスにサポートを求める手紙を直接送り、それをヨネックスが快諾した。そこから現在に至るまでヨネックスとの契約を続けており、ラケットは「EZONE」を愛用している。

 EZONEは、ヨネックス独自の『アイソメトリック形状』と、ストリング(面に張られた糸)の有効長を拡大する新設計により、広いスイートエリア(バットで言うところの"芯"の部分)を持つ高性能ラケットだ。

 さらに、フレームのたわみを増加させるエアロ断面形状と、特殊なメッシュ状の振動吸収素材『VDM』により、コンパクトなスイングでもしっかり飛ばせるパワーと、快適な打球感を両立させている。これらラケットの性能が、彼女の今大会でのパワフルなストロークをサポートしたのは間違いないだろう。
 
 昨年4月には、大坂がグランドスラム2連勝を達成したことを記念し、フレームが金色に輝く大坂限定モデルが発売され話題となった。そして今回の全米オープンでは、大坂は新たな限定モデル「EZONE  NAOMI OSAKA LIMITED」を使用。自身がプロデュースしたという、ホワイトをベースにゴールドのラインをあしらったデザインで、非常に洗礼されたものとなっている。

 ラケットに次いで、プレーを左右するであろうシューズについては、ナイキの『ナイキコート エアズームGPターボ』を使用している。軽量かつ耐久性に優れたこのモデルは、激しく、長時間に渡る試合を足元からサポートし、いつまでもフレッシュに動き続けられるという。大坂は、ツアー中断中にフィジカルを重点的に強化したと明かしていた。このシューズも、フィジカルを最大限に発揮するために、一役買っていたのではないだろうか。

 また、大坂はシューズのサイド部に、自身のサインと「Home is where the heart is」というメッセージをデザイン。これは「家庭とは愛情があるところ」という意味の言葉だが、日本でいうところの「故郷は遠くにありて思うもの」ということわざが近しいだろう。

 彼女のシューズは大会公式ツイッターでも紹介され、「大坂ファンではないけれど、彼女には感銘を受けるわ!」「インスピレーションを与えてくれるね!」「彼女こそチャンピオンだ」と、海外テニスファンからも大いに関心を集めていた。

文●Hustle

【PHOTO】選び抜いたギアと共に駆け抜けた全米OP!大坂なおみの激闘を厳選写真でプレイバック!
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【画像】「感銘を受けるわ!」大会公式ツイッターが投稿した、大坂のメッセージ入りシューズ写真