今シーズンの大学テニスは、各地域のリーグ戦、全日本大学対抗王座決定試合と、大人数での応援を伴う団体戦が軒並み中止となった。そんな中「男子第190回・女子第104回 早慶対抗庭球試合」(早慶戦)が、慶應義塾大学・蝮谷コート(横浜市)で10月11日、12日に開催された。
早慶戦は毎年、春秋の2回行なわれるが、今年は新型コロナウイルスの影響により春は中止。関東リーグを兼ねた秋の対戦も、リーグ自体が中止となって開催が危ぶまれていたが、無観客という条件で開催にこぎつけた。
入場できるスタッフに人数制限を設け、部員の家族であっても観戦は禁止。両校部員の行動エリア(トイレやシャワーなど)を区別することで互いの接触を減らし、応援はマスク着用で拍手のみ……等々、感染防止策を厳しく設定した。その一方で、前の週にはノンレギュラーの部員による交流試合を初めて開催し、試合機会の激減したメンバーたちに広く活躍の場を用意したのは、非常に有意義なことだった。
そうして迎えた正規の早慶戦。まず11日に行なわれた女子(ダブルス2試合・シングルス5試合制)は、慶應が5勝2敗で快勝した。ユニバーシアード女王の大黒柱、佐藤南帆が単複で勝利するなどチームを引っ張り、上位から下位まで選手層の厚さを見せつけた。
早稲田はダブルスで石川琴実/神鳥舞が昨年のインカレ準優勝ペア、望月菜々子/大村千乃を破って気を吐いたが、エース清水映里をケガで欠いたことも響き、じりじりと離された。これで慶應は去年の春から早慶戦3連勝を飾り、通算成績を43勝61敗とした。
12日は男子(D3試合・S6試合制)を実施。男子は前回まで早稲田が44連勝しているが、近年は慶應が力を付けて接戦が増えており、早稲田の主力がごっそり卒業した今年は慶應有利の声も多かった。
しかし蓋を開けてみれば今回も早稲田は強かった。ダブルスを2勝1敗で折り返すと、シングルスではS6の丹下将太がまず勝利。続いてS2の白石光が羽澤慎治を緩急織り交ぜた揺さぶりで崩し、ストレート勝ちで早くも王手をかけると、S4の主将・木元風哉が快勝であっさりチームの勝利を決めてしまった。
早慶戦は毎年、春秋の2回行なわれるが、今年は新型コロナウイルスの影響により春は中止。関東リーグを兼ねた秋の対戦も、リーグ自体が中止となって開催が危ぶまれていたが、無観客という条件で開催にこぎつけた。
入場できるスタッフに人数制限を設け、部員の家族であっても観戦は禁止。両校部員の行動エリア(トイレやシャワーなど)を区別することで互いの接触を減らし、応援はマスク着用で拍手のみ……等々、感染防止策を厳しく設定した。その一方で、前の週にはノンレギュラーの部員による交流試合を初めて開催し、試合機会の激減したメンバーたちに広く活躍の場を用意したのは、非常に有意義なことだった。
そうして迎えた正規の早慶戦。まず11日に行なわれた女子(ダブルス2試合・シングルス5試合制)は、慶應が5勝2敗で快勝した。ユニバーシアード女王の大黒柱、佐藤南帆が単複で勝利するなどチームを引っ張り、上位から下位まで選手層の厚さを見せつけた。
早稲田はダブルスで石川琴実/神鳥舞が昨年のインカレ準優勝ペア、望月菜々子/大村千乃を破って気を吐いたが、エース清水映里をケガで欠いたことも響き、じりじりと離された。これで慶應は去年の春から早慶戦3連勝を飾り、通算成績を43勝61敗とした。
12日は男子(D3試合・S6試合制)を実施。男子は前回まで早稲田が44連勝しているが、近年は慶應が力を付けて接戦が増えており、早稲田の主力がごっそり卒業した今年は慶應有利の声も多かった。
しかし蓋を開けてみれば今回も早稲田は強かった。ダブルスを2勝1敗で折り返すと、シングルスではS6の丹下将太がまず勝利。続いてS2の白石光が羽澤慎治を緩急織り交ぜた揺さぶりで崩し、ストレート勝ちで早くも王手をかけると、S4の主将・木元風哉が快勝であっさりチームの勝利を決めてしまった。