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国内テニス

「挑戦した事に意義がある」土居美咲が今シーズンの終了を報告。準決勝での棄権もポジティブに総括

スマッシュ編集部

2020.11.08

全仏オープン終了後もアメリカで大会に出場を続けていた土居美咲。(C)Getty Images

全仏オープン終了後もアメリカで大会に出場を続けていた土居美咲。(C)Getty Images

 女子テニス世界ランク85位の土居美咲が、今シーズンの終了を自身のインスタ(@misaki.doi)で報告した。

 土居は11月2日から開催されていたITFワールドツアー、チャールストン(米国/クレー/W100)に第4シードで出場しており準決勝に進出していたが、その試合を第3セット(6-3、3-6、3-4)で棄権していた。

 土居はその理由について、「実は昨日の試合中(※準々決勝)に相手のボールを追いかけてスライドした時に左足を痛めていました。今日はテーピングをしての試合でした。ファーストは誤魔化せてたというか、なんとかなっていましたが徐々に状態も悪くなり動くのがつらかったです」と説明している。

「コーチのクリスからはセカンドの時点で棄権しろ、と言われていましたが、この状態でもチャンスがあったので、なかなか決断できず。ファイナルで相手にリードされて、ようやく踏ん切りがつきました。身体が問題なければと思うと悔しいですが、仕方ないです。怪我が悪化して最悪の事態にならなかっただけ良かったとポジティブに捉えようと思います」。難しい決断だったようだが、今は前向きに捉えている様子だ。
 
 続けて、「そして、今シーズンも終わりを迎えました。今回はコロナの事もあり日本への一時帰国もなく長い遠征となりました。その中で得たものも沢山あります。欲を言えばもっと勝ちたかった。ですね。でも、挑戦した事に意義がある。成長できる過程を楽しめている事が嬉しいです。まずは久々の日本でゆっくりしたいと思います。今シーズンも沢山の応援ありがとうございました‼️」と、長い遠征を終え、オフシーズンに入ることを報告した。

 土居はツアーが再開された、8月10日開催のアメリカのレキシントンの大会から、積極的にツアーに参加してきた。全米オープンでは、大坂なおみと1回戦で戦い、全仏オープンでは第13シードのマルティッチに1回戦で敗れている。その後もアメリカのITFワールドツアーに参戦を続けてきた。

 本当に長い遠征だったと思うが、土居はSNSでトレーニングしている様子だけでなく、驚くほど完成度の高い切り絵や、料理をしたり動物園を訪れている写真も公開しており、長い遠征を工夫しながら過ごしていたことがわかる。

 最後には、「載せる写真がないので、フレンチで撮った良い感じの写真載せときます!」と、笑顔でジョギングしている写真が一緒にアップされている。笑顔の写真を選んだことからも、今シーズンを戦い切った満足感がうかがえる。オフシーズンはリラックスして、ケガを含めて身体を休めてほしい。

構成●スマッシュ編集部

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