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海外テニス

「良いプレーができている」最終戦でいまだ無冠のナダル。最後のO2アリーナで有終の美を狙う

スマッシュ編集部

2020.11.14

室内ハードでの自信を高めつつあるナダル。(C)Getty Images

室内ハードでの自信を高めつつあるナダル。(C)Getty Images

 現地15日から始まるATPツアー最終戦『Nitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)』。大会に先駆けて、世界ランク2位のラファエル・ナダル(スペイン)がシーズン最後のトーナメントへの意気込みを語った。

 ATPファイナルズは、シーズンを通して優秀な成績を収めた上位8選手のみが出場できる大会で、その試合の全てがツアー決勝級の豪華な顔ぶれとなる。

 16年連続で同大会への出場権を獲得しながら、いまだ優勝経験のないナダルは、やはり室内ハードというサーフェスに苦手意識があるようで、ATP公式サイトのインタビューに「インドア(室内ハード)はキャリアの初期から、僕にとって理想的なサーフェスではなかった」と明かした。

 それでも、プレーを重ねるにつれて手ごたえを感じつつあるようだ。「ここ数年は、間違いなくインドアでも良いプレーができている。あくまで数字上のことで何が違うとは言えないけれど、今週もさらに良くしたいと思っているよ」と、初タイトルへ向けて意気込んだ。
 
 4人ずつの2グループに分かれて総当たり戦をした後に、各グループ上位2人が決勝トーナメントに進出するATPファイナルズ。ナダルと同じグループには、今年の全米オープンを制したドミニク・ティーム(オーストリア)、昨年大会王者であるステファノス・チチパス(ギリシャ)、今シーズン最多のツアー5勝を挙げたアンドレイ・ルブレフ(ロシア)といった面々が揃った。

 どれも厳しい戦いになることは予想に難くないが、ナダルは「(先週の)パリ・マスターズではすべての試合でハードに戦った。同じようなサーフェスで4試合をプレーしたことは、ここでも役に立つだろう。まだ練習する時間はある。最初の戦いに向けて準備を進めるよ」と、自らを奮い立たせるようにコメントした。

 今大会をもってロンドンでのATPファイナルズ開催は最後となり、来年からはイタリア・トリノへと移転する。2009年の初開催以降、12年間のシーズンエンディングを、大会会場のO2アリーナで迎えてきたナダルは「O2でプレーする最終戦は、間違いなく最高の経験だった」と感慨深げに語る。

 また「スタジアムの雰囲気も大会運営も素晴らしい。このイベントは世界中で人気があった。何年にもわたって素晴らしいイベントを作り上げてくれたんだ。ロンドンを祝福してあげたいね」と、会場への最大限の敬意を示した。

構成●スマッシュ編集部

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