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オリンピックに向けて新装された「有明テニスの森」。果たしてどこが変わったのか?

スマッシュ編集部

2019.09.28

新しく建設された3000人収容のアリーナ。写真:滝川敏之(THE DIGEST写真部)

 2020年東京五輪のために工事・改装が行なわれている有明テニスの森公園。楽天ジャパンオープンでは、新しいコートや改装されたコロシアムを楽しむことができる。ここで、新装有明テニスの森を紹介しよう。下記のギャラリーでは、様子がわかる写真を豊富にアップしているので、そちらも要チェックだ。

【有明テニスの森PHOTO】新しくなった有明のテニスコートをいち早くご紹介します!

●楽天カードアリーナ(楽天ジャパンオープン開催期間中の名称)
 新設されたアリーナ。3000人収容可能で、五輪の時には仮設スタンドを追加することで、5000人が収容できるアリーナになる。

●コロシアムとアリーナ以外のコート
 楽天ジャパンオープン予選では、1番コートのみ試合で使用された。多くは練習で使用している。コート2面が1ブロックとなっており、現在は6面が出来上がっている。コート面数は今後増加される。五輪の時は、2面のコートスペースの1面のみを使用して、250人が座れる観客席が作られる。

●芝生広場
 芝生広場が整備された。五輪の時はここに3000人収容の「ショーコート2」が作られる。来年5月に完成予定で、五輪後は取り壊される。

●インドアコートとクラブハウス
 以前1、2番コートがあった場所に、インドア設備の整った8面のコートを建設中。外観はほぼ出来上がっており、来年5月に完成予定。
●コロシアム(改装)

・トイレが美しく!
 日本のトイレを自慢したくなるほど美しくになった。加えて、男女共用トイレ、車いすトイレ、授乳室も完備された。

・2階へとスムーズに移動できる階段が誕生。
 国際展示場駅や有明駅から来る場合、橋を渡って階段を降りてすぐに階段が現れる。2階席以上の人はそこから出入りできるのだ。これまでは1階の1カ所しか出入り口がなかったため、混雑が緩和される。エレベーターもある。

・ドアが静かに閉まる。
 開閉時に大きな音がしていたコロシアムのドアが新しくなり、手を放しても静かに閉まってくれるように。

・メインエントランスに扉がつき、空調も完備
 コロシアムのメインエントランスに扉がついた。エアコンをつけた時に、涼しい状態が保てるようになっている。夏に開催される五輪のことを考えれば、大きな変更点と言えそうだ。

 新しい有明の雰囲気をわかっていただけただろうか? 今度はぜひご自分の目で確かめてみてほしい。

■大会情報■
楽天ジャパンオープン
9月30日~10月6日(本戦)
9月28日~9月29日(予選)
会場・有明コロシアム及び有明テニスの森公園

構成●スマッシュ編集部  


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