男子テニスツアー最終戦『Nitto ATPファイナルズ』の準決勝で、世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)をフルセットの激闘の末に破り、ツアー300勝を挙げたドミニク・ティーム(オーストリア)。
この勝利により、ティームはジョコビッチ、ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)のビッグ3それぞれから5勝を挙げた、史上2人目の選手となったことを、ATPの公式サイトが伝えている。もう1人はアンディ・マリー(イギリス)である。
ティームはこの快挙について、「史上最高の3人の選手を、それぞれ5回倒すというのは、本当に特別なことだ。とっても素晴らしい数字であると同時に、彼らと戦えるのは特権だと思っている。学べる大きなチャンスだし、彼らに勝てると自信につながるからね」と、喜びながらも彼らとの対戦を通して成長できていることに感謝している。
■ティームの対ビッグ3の対戦成績
対ジョコビッチ (キャリア)5勝7敗/(19年以降)3勝2敗
対ナダル (キャリア)6勝9敗/(19年以降)3勝1敗
対フェデラー (キャリア)5勝2敗/(19年以降)3勝0敗
上の数字を見てわかるように、ティームはキャリアを通してビッグ3から5勝を挙げただけでなく、19年からの戦績を見ると、3人ともに勝ち越しているのだ。プレースタイルの違う3選手から、これほどの勝利を挙げるには、地力が上がっている証左だろう。
ATPファイナルズでのティームは、ラウンドロビンでナダルに勝利し、準決勝でジョコビッチに勝っている。1大会でビッグ3の2人から勝利を挙げることは至難の業だが、ティームは爆発的なショットの威力と不屈の精神で、それをやってのけた。
準決勝後にジョコビッチは、言い訳をすることなくティームに賛辞を送っている。「第3セットのタイブレークで彼が0-4ダウンから復活したのは、非現実的だった。自分のプレーは悪くなかった。彼はボールをぶったたき、自分から(勝利を)奪っていたんだ。彼は勝利に値する。帽子を脱ぎ、"おめでとう"と言わなければならない」
ティームは今年の3月2日に初めて3位にランクインし、全米オープンでは初のグランドスラムタイトルを獲得した。とうとうティームの時代が訪れようとしている。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】攻守一体のプレーが魅力!逆転勝利でグランドスラム初優勝を果たしたティーム!
この勝利により、ティームはジョコビッチ、ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)のビッグ3それぞれから5勝を挙げた、史上2人目の選手となったことを、ATPの公式サイトが伝えている。もう1人はアンディ・マリー(イギリス)である。
ティームはこの快挙について、「史上最高の3人の選手を、それぞれ5回倒すというのは、本当に特別なことだ。とっても素晴らしい数字であると同時に、彼らと戦えるのは特権だと思っている。学べる大きなチャンスだし、彼らに勝てると自信につながるからね」と、喜びながらも彼らとの対戦を通して成長できていることに感謝している。
■ティームの対ビッグ3の対戦成績
対ジョコビッチ (キャリア)5勝7敗/(19年以降)3勝2敗
対ナダル (キャリア)6勝9敗/(19年以降)3勝1敗
対フェデラー (キャリア)5勝2敗/(19年以降)3勝0敗
上の数字を見てわかるように、ティームはキャリアを通してビッグ3から5勝を挙げただけでなく、19年からの戦績を見ると、3人ともに勝ち越しているのだ。プレースタイルの違う3選手から、これほどの勝利を挙げるには、地力が上がっている証左だろう。
ATPファイナルズでのティームは、ラウンドロビンでナダルに勝利し、準決勝でジョコビッチに勝っている。1大会でビッグ3の2人から勝利を挙げることは至難の業だが、ティームは爆発的なショットの威力と不屈の精神で、それをやってのけた。
準決勝後にジョコビッチは、言い訳をすることなくティームに賛辞を送っている。「第3セットのタイブレークで彼が0-4ダウンから復活したのは、非現実的だった。自分のプレーは悪くなかった。彼はボールをぶったたき、自分から(勝利を)奪っていたんだ。彼は勝利に値する。帽子を脱ぎ、"おめでとう"と言わなければならない」
ティームは今年の3月2日に初めて3位にランクインし、全米オープンでは初のグランドスラムタイトルを獲得した。とうとうティームの時代が訪れようとしている。
構成●スマッシュ編集部
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