WTA(女子テニス協会)は、公式サイトにて『WTAプレーヤー賞』の受賞者を発表した。
WTAプレーヤー賞は、海外メディアのメンバーによる投票で選ばれ、「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)」、「ダブルスチーム・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀ダブルスペア)」など、5つの部門に分かれている。それぞれの受賞者と、主な成績は以下の通り。
◆WTA Player of the Year(年間最優秀選手)
受賞:ソフィア・ケニン(アメリカ)
年始の全豪オープンでは、準決勝で世界ランク1位のアシュリー・バーティー、決勝で元同1位のガルビネ・ムグルサを下してグランドスラム初タイトルを獲得。その後の6センス・オープンでシーズン2勝目を挙げると、全米オープンではベスト16に進出し、全仏オープンでは準優勝を果たした。(2020年シーズンに開催された3つのグランドスラムすべてで、2週目まで勝ち上がったのはケニンとペトラ・クビトワのみ)
◆WTA Doubles Team of the Year(年間最優秀ダブルスペア)
受賞:クリスティナ・ムラデノビッチ/ティメア・バボス(フランス/ハンガリー)
今シーズン、全豪オープンと全仏オープンで優勝。同ペアでのグランドスラムタイトルは4つ目となった。また、ダブルスランキングでも一時ムラデノビッチが1位に、バボスは2位に立っている。
◆WTA Most Improved Player of the Year(最も成長した選手)
受賞:イガ・シフィオンテク(ポーランド)
昨年トップ100入りを果たしたばかりのシフィオンテクだが、全豪オープンでベスト16に進出すると、全仏オープンでは昨年準優勝のマルケタ・ボンドルソワ(チェコ)、2018年女王のシモナ・ハレプ(ルーマニア)、全豪女王のケニンら強豪を次々と破り、キャリア初タイトルをグランドスラムで達成するという偉業を成し遂げた。また、これが男女を通じてポーランド人初のグランドスラム・シングルス優勝となる。
◆WTA Newcomer of the Year(新人賞)
受賞:ナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)
今シーズンを255位でスタートさせたポドロスカ。シーズン初頭は下部大会を中心に戦い、ツアーレベルでは目立った成績を残せないでいたが、予選から出場した全仏オープンで爆発。2回戦で第23シードのユリア・プチンツェワ(カザフスタン)、準々決勝で第3シードのエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ)を下してベスト4に進出した。なお、直前に出場していた下部大会では優勝しており、全仏オープン準決勝まで13連勝と破竹の勢いを見せた彼女は、自己最高位の47位でシーズンを終えており、年始から200位以上ジャンプアップさせている。
◆WTA Comeback Player of the Year(復活した選手)
受賞:ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)
2012年に世界ランク1位に立ったアザレンカは、16年に出産のためツアーを離脱。17年の中盤に復帰するも、以前のような強さを見せられないでいた。それでも、今年8月のウェスタン&サザン・オープンで4年ぶりのタイトルを獲得し、直後の全米オープンでは準優勝。翌月のオストラバ・オープンでも準優勝を果たし、今シーズン3回以上ツアー決勝に進出した5人のうちの1人となった。
この他、フェアプレーの精神に則り、コート内外での姿勢を評価された選手に贈られる「カレン・クランツケス・スポーツマンシップ賞」はマリー・ボウズコワ(チェコ)が、選手を成功に導いたコーチに贈られる「WTAコーチ・オブ・ザ・イヤー」は、2016年からシフィオンテクのコーチを務めるピョートル・シェスパトフスキ氏が受賞している。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】シフィオンテク、ケニン、ポドロスカなど全仏オープン2020で活躍した女子選手たち!
WTAプレーヤー賞は、海外メディアのメンバーによる投票で選ばれ、「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)」、「ダブルスチーム・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀ダブルスペア)」など、5つの部門に分かれている。それぞれの受賞者と、主な成績は以下の通り。
◆WTA Player of the Year(年間最優秀選手)
受賞:ソフィア・ケニン(アメリカ)
年始の全豪オープンでは、準決勝で世界ランク1位のアシュリー・バーティー、決勝で元同1位のガルビネ・ムグルサを下してグランドスラム初タイトルを獲得。その後の6センス・オープンでシーズン2勝目を挙げると、全米オープンではベスト16に進出し、全仏オープンでは準優勝を果たした。(2020年シーズンに開催された3つのグランドスラムすべてで、2週目まで勝ち上がったのはケニンとペトラ・クビトワのみ)
◆WTA Doubles Team of the Year(年間最優秀ダブルスペア)
受賞:クリスティナ・ムラデノビッチ/ティメア・バボス(フランス/ハンガリー)
今シーズン、全豪オープンと全仏オープンで優勝。同ペアでのグランドスラムタイトルは4つ目となった。また、ダブルスランキングでも一時ムラデノビッチが1位に、バボスは2位に立っている。
◆WTA Most Improved Player of the Year(最も成長した選手)
受賞:イガ・シフィオンテク(ポーランド)
昨年トップ100入りを果たしたばかりのシフィオンテクだが、全豪オープンでベスト16に進出すると、全仏オープンでは昨年準優勝のマルケタ・ボンドルソワ(チェコ)、2018年女王のシモナ・ハレプ(ルーマニア)、全豪女王のケニンら強豪を次々と破り、キャリア初タイトルをグランドスラムで達成するという偉業を成し遂げた。また、これが男女を通じてポーランド人初のグランドスラム・シングルス優勝となる。
◆WTA Newcomer of the Year(新人賞)
受賞:ナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)
今シーズンを255位でスタートさせたポドロスカ。シーズン初頭は下部大会を中心に戦い、ツアーレベルでは目立った成績を残せないでいたが、予選から出場した全仏オープンで爆発。2回戦で第23シードのユリア・プチンツェワ(カザフスタン)、準々決勝で第3シードのエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ)を下してベスト4に進出した。なお、直前に出場していた下部大会では優勝しており、全仏オープン準決勝まで13連勝と破竹の勢いを見せた彼女は、自己最高位の47位でシーズンを終えており、年始から200位以上ジャンプアップさせている。
◆WTA Comeback Player of the Year(復活した選手)
受賞:ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)
2012年に世界ランク1位に立ったアザレンカは、16年に出産のためツアーを離脱。17年の中盤に復帰するも、以前のような強さを見せられないでいた。それでも、今年8月のウェスタン&サザン・オープンで4年ぶりのタイトルを獲得し、直後の全米オープンでは準優勝。翌月のオストラバ・オープンでも準優勝を果たし、今シーズン3回以上ツアー決勝に進出した5人のうちの1人となった。
この他、フェアプレーの精神に則り、コート内外での姿勢を評価された選手に贈られる「カレン・クランツケス・スポーツマンシップ賞」はマリー・ボウズコワ(チェコ)が、選手を成功に導いたコーチに贈られる「WTAコーチ・オブ・ザ・イヤー」は、2016年からシフィオンテクのコーチを務めるピョートル・シェスパトフスキ氏が受賞している。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】シフィオンテク、ケニン、ポドロスカなど全仏オープン2020で活躍した女子選手たち!