ATP(男子プロテニス協会)が、新しく、グローバル・マーケティングキャンペーン”This Is Tennis”を発動させた。

　このキャンペーンは、選手とトーナメント両方の躍動感をより引き出し、そのダイナミズムを宣伝することを目的としている。特に、次世代のテニスファンにとって、テニスがより文化的なものであると感じられるように表現をしていく予定だ。

　ATPのマーケティングおよびビジネス開発担当のダン・ジンジャー上席副社長は、「我々の目的は、テニスを単なるスポーツではなく、それ以上のものとして紹介することです。世界のトップ選手たちが毎日ツアーのコート上で戦っていますが、そこには回復力、献身、情熱、精神など、多くのものが含まれています。テニスとはノンストップのライフスタイルであり、ユニークなエンタメでもあるのです」と話す。
  　また、「ファンの皆様に、我々の世界を存分に体験していただくためには、ストーリーテリングにクリエイティブな工夫を凝らす必要がありました。テニス界には、個性豊かな若くて才能ある選手たちが揃っていますし、世界で最も象徴的な都市でトーナメントが開催されています」と、伝えるべき基礎となる題材はすでに揃っているとも伝えた。

　ATPは、今回の”This Is Tennis”キャンペーンプロジェクトを、ロンドンを拠点に数々の賞を受賞しているエージェンシーのMATTAと協力して進めた。エグゼクティブ・ブランド＆ストラテジー・ディレクターのマット・ハントは、「シンプルで控えめな自信に満ちた "This Is Tennis "というラインが決まってからは、アスレチックでありながらも感情に満ちた優れた写真と組み合わせることで、全てがまとまりました。その結果、壮大で魅力的なテニスをプレゼンできたと思います。キャンペーンのローンチフィルムにも力強く反映され、テニスツアーでの生活感、多様性、魅力を伝えることができました」とコメントした。

　自信満々のローンチフィルムは、すでにSNSで多くアップされて、ファンの目にとまっている。また、選手の動画も用意されており、各選手が自身のSNSで公開。それはまさにエネルギーを感じさせて、個性を際立たせるように工夫されているものだった。このキャンペーンにより、テニスファンは2021年シーズンにSNSでよりテニスを満喫できることになるだろう。

文●東真奈美

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