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海外テニス

全仏を制すも、コロナ禍で苦しんだ今シーズンをナダルが述懐。「自分のプレーを取り戻すために多くの時間を費やした」

中村光佑

2020.12.11

試合に向けての準備の難しさを語ったナダル。それでも全仏では13度目の優勝を飾り、クレーキングの底力を見せつけた。(C)Getty Images

試合に向けての準備の難しさを語ったナダル。それでも全仏では13度目の優勝を飾り、クレーキングの底力を見せつけた。(C)Getty Images

 男子テニスの世界ランキング2位、ラファエル・ナダル(スペイン)がスペインの雑誌「Celebrity Magazine」のインタビューに応じ、コロナ禍でのコンディション維持が困難であったことを語った。

 今年度は新型コロナウイルスの感染拡大により、3月から8月までツアーが停止し、ランキングシステムも凍結に追い込まれた。選手たちもステイホームを強いられ、先の見えない不安を抱きながら、再開に向けて準備をしなければならない状況に陥っていた。

 ナダルはツアーが停止したことについて、「ロックダウンはウイルスの拡散を止めようとすること以外には、誰の利益にもならないと思っている」と基本的な考えを述べた上で、「(ステイホームを強いられたことは)テニス界においてもよくないことだと思うし、予定がわからない中で準備をしていくことも本当に難しかった」と苦しかった日々の胸中を明かした。

 続けて、「自分の場合、長い間試合をしないでいると間違いなく助けにはならない。今年は体調だけではなく、自分のプレーを取り戻すために、各トーナメント前に多くの時間を費やした」と話し、いつも以上に負荷をかけていたようだ。
 
 今シーズンを振り返り、「最終的には明確な目標を持って、必要なことにアジャストすることはできたし、自分の身近な人たちがコロナに感染しなかったことは良かった」と語ったナダル。ツアー復帰直後は満足のいく結果を残すことができなかったが、全仏オープンでは13度目の優勝を果たし、ついに通算グランドスラム優勝回数でロジャー・フェデラー(スイス)に並んだ。

 それでもナダルは「自分にとって第一に大切なのは、常に人々の健康だ。そして、この1年が幸せではない年だったことは誰もが知っている。多くの人が亡くなった年であり、正直言うといい年ではなかった。多くの人が2020年は苦しんでいたと思う」とコメントを残した。

 全世界がコロナウイルスの脅威に見舞われ、無観客や中止となった大会も数多くあった2020年。選手、そしてテニスファンも、一刻も早く以前の日常が戻ってくることを願っている。

文●中村光佑

【PHOTO】ナダルが13度目の優勝を飾った2020全仏オープン。激闘を演じた男子選手たちの厳選写真
 

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