2019年シーズンからスタン・ワウリンカ(スイス)のコーチを務める、ダニエル・バルベルドゥ氏は、ワウリンカが来季に再び輝きを取り戻す可能性があることを、『ロイター通信』のインタビューで明かした。
世界ランク18位のワウリンカは、今季初頭のカタール・オープンでベスト4、そしてグランドスラムの全豪オープンと、その後のメキシコ・オープンではベスト8に進出した。しかし3月には、新型コロナウイルスの影響でツアーが中断。長らく続いた先行きの見えない日々に、ワウリンカはテニスへのモチベーションを失い、コートに立つこともほとんどなかったという。
それでも、ツアー再開の見通しが立ち始めた夏以降は、徐々に本来の姿に戻っていったようだ。バルベルドゥ氏は「ツアーが少しずつ確定し、大会が開催されることがわかってくると、彼は再び情熱を取り戻し、目標を持って練習に取り組むことができた」と明かす。
ワウリンカはツアー再開後、最初に出場したチャレンジャー大会で当たり前のように優勝。全仏オープンではベスト32止まりとなったが、サンクトペテルブルク・オープンでベスト8、今年最後の大会となったパリ・マスターズでもベスト8に進出している。
「ツアー終盤のいくつかの大会は、非常に励みになったよ。彼は今、12月のトレーニング期間を経て、来年のフルシーズンを戦う準備ができている」と、バルベルドゥ氏は自信をのぞかせる。
ここ最近はケガに悩まされることが多く、2017年のジュネーブ・オープン以降3年間もツアータイトルを獲得できていない。それでも、バルベルドゥ氏は「彼には間違いなくハングリーさが残っているし、キャリアの最後にもう一押ししたいと思っているはずだ」と語る。
「(来季の)目標は、トーナメントで勝つだけではなく、高いレベルの競争力を持っていると感じること。彼のポテンシャルと経験を考えると、トップレベルの選手が相手でも競ることさえできれば常に大きなチャンスがある」
ワウリンカももう35歳。同胞で世界ランク5位のロジャー・フェデラーより4つ年下ではあるが、トップ100では5番目の年長選手だ。若手の台頭が著しい男子テニス界で、もう一花咲かせるとこはできるのか。彼の活躍に注目したい。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】ワウリンカのサービスフォームの変遷。2010年と2016年を比較したフォームの変化がわかりやすい連続写真
世界ランク18位のワウリンカは、今季初頭のカタール・オープンでベスト4、そしてグランドスラムの全豪オープンと、その後のメキシコ・オープンではベスト8に進出した。しかし3月には、新型コロナウイルスの影響でツアーが中断。長らく続いた先行きの見えない日々に、ワウリンカはテニスへのモチベーションを失い、コートに立つこともほとんどなかったという。
それでも、ツアー再開の見通しが立ち始めた夏以降は、徐々に本来の姿に戻っていったようだ。バルベルドゥ氏は「ツアーが少しずつ確定し、大会が開催されることがわかってくると、彼は再び情熱を取り戻し、目標を持って練習に取り組むことができた」と明かす。
ワウリンカはツアー再開後、最初に出場したチャレンジャー大会で当たり前のように優勝。全仏オープンではベスト32止まりとなったが、サンクトペテルブルク・オープンでベスト8、今年最後の大会となったパリ・マスターズでもベスト8に進出している。
「ツアー終盤のいくつかの大会は、非常に励みになったよ。彼は今、12月のトレーニング期間を経て、来年のフルシーズンを戦う準備ができている」と、バルベルドゥ氏は自信をのぞかせる。
ここ最近はケガに悩まされることが多く、2017年のジュネーブ・オープン以降3年間もツアータイトルを獲得できていない。それでも、バルベルドゥ氏は「彼には間違いなくハングリーさが残っているし、キャリアの最後にもう一押ししたいと思っているはずだ」と語る。
「(来季の)目標は、トーナメントで勝つだけではなく、高いレベルの競争力を持っていると感じること。彼のポテンシャルと経験を考えると、トップレベルの選手が相手でも競ることさえできれば常に大きなチャンスがある」
ワウリンカももう35歳。同胞で世界ランク5位のロジャー・フェデラーより4つ年下ではあるが、トップ100では5番目の年長選手だ。若手の台頭が著しい男子テニス界で、もう一花咲かせるとこはできるのか。彼の活躍に注目したい。
構成●スマッシュ編集部
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