海外テニス

新シーズンを全身アシックス製品でスタートさせる綿貫陽介。同社のシューズの魅力と今季の抱負を語る

金元雄太(スマッシュ編集部)

2021.01.18

日本でオフシーズンを過ごした綿貫選手がインタビューに応じてくれた。写真:塚本凜平(THE DIGEST写真部)

 男子テニス世界ランク252位の綿貫陽介(日清食品)が、今年からアシックスとのウェア契約を開始。元々同社のシューズ契約している綿貫は、オリンピックイヤーとなる重要なシーズンを、アシックス製品に全身を包んでスタートさせる。

 スマッシュ編集部では、そんな綿貫に対して独占インタビューを実施。アシックス製品の使用感と新シーズンへ向けての抱負を聞いた。

「テニス選手全員そうだと思うんですけど、ラケットとシューズには一番信頼を置いていないとプレーができないレベルだと思う」
 シューズについて質問すると、綿貫は開口一番でそう言い切った。
 
 テニスシューズには、大きく分けて2つの分類が存在する。重さはあるが、サポート力や安定感の高い重量系と、軽く素早いフットワークが可能だが、耐久性などに劣る軽量系だ。綿貫の使用するアシックス『 SOLUTION SPEED FF 』は、この分類で言うと後者にあたる。ただ綿貫は、このシューズについて「軽いのに耐久性がある。そこがめちゃめちゃビッグポイントなんです」と絶賛する。

 ハイレベルなショットが行き交うトッププロのテニスには、常に激しいフットワークが求められる。もちろんシューズにかかる負担も非常に大きく、新品のシューズがものの1試合で破損してしまうこともざらにある。

 綿貫も『 SOLUTION SPEED FF 』と出会うまでは、一度の遠征に膨大な量のシューズを持ち込んでいたが、今は耐久性への信頼から必要最低限の数で賄うことができているという。「耐久性が高いので荷物に余裕ができました。それだけで(シューズが)足りなくなるんじゃないかという不安から解放されて楽になりましたね」