コロナ渦でのモチベーション維持に苦慮しているテニス選手が多い中、ATP62位のフランシス・ティアフォー(アメリカ)は、昨年のツアー中断期間を下降していく流れを止め、困難な状況から抜け出す機会にした。
ティアフォーは「パンデミック前は暗闇の中にいるようだった」という状態だったが、ツアー中断中に、「鏡の中の自分に『なぜここにいるのか? 何を変えないといけないのか? 築き上げないといけないものは何か?』と問いかけた。この自分との深い会話が大きな助けになった」と、ATP公式サイトのインタビューに答えている。
自問自答の末に、変化を受け入れて、前に進むべきだということを理解した。そして、元世界6位のウェイン・フェレイラをコーチに迎えたことで、テニスへのアプローチの仕方も変わり成長できたようだ。
ツアーが再開すると、全米オープンでティアフォーは自身初となる4回戦に進出した。「全米オープンが行なわれると知った時はとてもうれしくて、待ち切れなかったよ。これが、うまくいった理由だと思う。テニスを楽しんでいる時こそが、最高の自分だから」。
1月20日に23歳になったティアフォーは、以前の自分を振り返る。「初めてツアーに参加した時は、誰とでも試合がしたくて、全ての大会に行きたくて、とにかく興奮していた。だけど、しばらくツアーでプレーすると、ベテランのように感じる。みんなを知っているし、それは大きな違いだった」。
19年2月にキャリアハイ29位となった。そこから守らなくてはいけないポイントがあることもプレッシャーになっていただろう。まさに暗闇の中にいた彼にとって、考える時間があったこと、導いてくれる人がいたことは貴重だった。
吹っ切れたティアフォーは今季の開幕戦で準々決勝に進出して好調の様子。「モチベーションはかなり高いレベルにある。2021年は多くの素晴らしいことをやってのける準備はできている」と意欲的だ。
彼は楽しむことが自分の最高のテニスを引き出す秘訣だと理解した上で、ファンに愛されて結果も出せる選手になれるように、そのバランスを模索している。なぜなら、「楽しむ男になるのではなく、伝説となる男になろうとしているんだ」。21年のティアフォーに注目しよう。
構成●スマッシュ編集部
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ティアフォーは「パンデミック前は暗闇の中にいるようだった」という状態だったが、ツアー中断中に、「鏡の中の自分に『なぜここにいるのか? 何を変えないといけないのか? 築き上げないといけないものは何か?』と問いかけた。この自分との深い会話が大きな助けになった」と、ATP公式サイトのインタビューに答えている。
自問自答の末に、変化を受け入れて、前に進むべきだということを理解した。そして、元世界6位のウェイン・フェレイラをコーチに迎えたことで、テニスへのアプローチの仕方も変わり成長できたようだ。
ツアーが再開すると、全米オープンでティアフォーは自身初となる4回戦に進出した。「全米オープンが行なわれると知った時はとてもうれしくて、待ち切れなかったよ。これが、うまくいった理由だと思う。テニスを楽しんでいる時こそが、最高の自分だから」。
1月20日に23歳になったティアフォーは、以前の自分を振り返る。「初めてツアーに参加した時は、誰とでも試合がしたくて、全ての大会に行きたくて、とにかく興奮していた。だけど、しばらくツアーでプレーすると、ベテランのように感じる。みんなを知っているし、それは大きな違いだった」。
19年2月にキャリアハイ29位となった。そこから守らなくてはいけないポイントがあることもプレッシャーになっていただろう。まさに暗闇の中にいた彼にとって、考える時間があったこと、導いてくれる人がいたことは貴重だった。
吹っ切れたティアフォーは今季の開幕戦で準々決勝に進出して好調の様子。「モチベーションはかなり高いレベルにある。2021年は多くの素晴らしいことをやってのける準備はできている」と意欲的だ。
彼は楽しむことが自分の最高のテニスを引き出す秘訣だと理解した上で、ファンに愛されて結果も出せる選手になれるように、そのバランスを模索している。なぜなら、「楽しむ男になるのではなく、伝説となる男になろうとしているんだ」。21年のティアフォーに注目しよう。
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