男子テニス世界ランキング3位のドミニク・ティーム(オーストリア)がドイツのスポーツメディア『Sportschau.de』のインタビューに応じ、今後の目標を語った。
2020年に全米オープンを制覇し、念願のグランドスラムタイトルをつかみ取ったティーム。直近2年ではビッグ3(フェデラー、ナダル、ジョコビッチ)全員から勝ち越しを収めるなど、最も成長著しいプレーヤーの1人であることは疑いようもない事実だ。
だが、意外にも得意とするクレーコートでは依然としてマスターズ1000などのビッグタイトルを獲得しておらず、全仏オープンでは2度決勝に進出したものの、いずれも絶対王者のナダルに敗れている。
ティームはナダルについて「彼はローランギャロスを手中に収めているような感じがする。他の大会では彼とプレーする時は自信を持っているけど、コート・フィリップ・シャトリエ(全仏のセンターコート)では、さらにタフになる。彼は16年間、パリで2度しか負けていない」と称賛した上で、「自分の力で勝てるかどうかはわからないし、あの場所で彼に勝ったことは一度もない。全仏で彼を倒すことは、おそらくスポーツの世界でも非常に難しいことのひとつだと思う」と胸の内を明かした。
それでもティームは「僕の最大の目標はローランギャロス(全仏)を制することだ。あの大会が一番好きだし、コートコンディションも自分に合っているからね。2011年にジュニア決勝でプレーして以来、ずっと優勝したいと思っているんだ」とあくまでも前向きに捉えており、「もう一度彼(ナダル)に挑戦するつもりだよ」と意気込んでいる。
「オフシーズンの準備はとてもうまくいった。フィジカル面での準備に多くの時間を費やした」と自信を覗かせているティーム。今シーズンのさらなる活躍に注目しよう。
文●中村光佑
【PHOTO】グランドスラム初優勝を遂げるまでのティームの軌跡を写真で振り返る
2020年に全米オープンを制覇し、念願のグランドスラムタイトルをつかみ取ったティーム。直近2年ではビッグ3(フェデラー、ナダル、ジョコビッチ)全員から勝ち越しを収めるなど、最も成長著しいプレーヤーの1人であることは疑いようもない事実だ。
だが、意外にも得意とするクレーコートでは依然としてマスターズ1000などのビッグタイトルを獲得しておらず、全仏オープンでは2度決勝に進出したものの、いずれも絶対王者のナダルに敗れている。
ティームはナダルについて「彼はローランギャロスを手中に収めているような感じがする。他の大会では彼とプレーする時は自信を持っているけど、コート・フィリップ・シャトリエ(全仏のセンターコート)では、さらにタフになる。彼は16年間、パリで2度しか負けていない」と称賛した上で、「自分の力で勝てるかどうかはわからないし、あの場所で彼に勝ったことは一度もない。全仏で彼を倒すことは、おそらくスポーツの世界でも非常に難しいことのひとつだと思う」と胸の内を明かした。
それでもティームは「僕の最大の目標はローランギャロス(全仏)を制することだ。あの大会が一番好きだし、コートコンディションも自分に合っているからね。2011年にジュニア決勝でプレーして以来、ずっと優勝したいと思っているんだ」とあくまでも前向きに捉えており、「もう一度彼(ナダル)に挑戦するつもりだよ」と意気込んでいる。
「オフシーズンの準備はとてもうまくいった。フィジカル面での準備に多くの時間を費やした」と自信を覗かせているティーム。今シーズンのさらなる活躍に注目しよう。
文●中村光佑
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