テニスの四大大会『全豪オープン』(オーストラリア/メルボルン)は11日に男子シングルス2回戦が行なわれ、第16シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)が同郷の世界78位サルバトーレ・カルーゾを4-6、6-2、2-6、6-3、7-6(12)と接戦の末に下し、3回戦進出を決めた。そんな中、試合後に繰り広げられた両者の口論が物議を醸している。
試合はお互いに一歩も譲らない展開となり、最終セットで10ポイントタイブレークへともつれ込む。終盤、フォニーニはカルーゾが放ったライン際への際どいショットがすべてインと判定されたことに徐々に苛立ちを募らせていき、主審に向かって不満を口にしていた。
だが、今年の全豪オープンからは判定の正確性を向上させるために設計されたエレクトロニック・ラインジャッジ(電子判定技術)が導入されており、実際に映像を確認しても確かにカルーゾのショットはラインをしっかりと捉えていた。
最終的には勝利を収め、カルーゾと握手を交わしたフォニーニだったが、怒りが収まらなかったのか、その直後に突然「君(カルーゾ)にはラッキーなポイントが4回もあった。君は俺に謝るべきだった!」とFワードを交えて主張した。
それに対してカルーゾは「何のことを言っているのかがわからない。試合全体を通して、自分は(君に)何も言っていない」と応戦したものの、フォニーニは「なぜ『君はラッキーだった』と言ってはいけないんだ。何が問題なんだ」と一歩も引かない姿勢だった。
するとカルーゾは、「好きなようにしてくれ。そもそも君のことを責めたりなんてしていないし、君に向かって一言も言葉を発していない。だからそんな態度を取るべきではない。まさかそんなことを言ってくるなんて思ってもいなかった」と反論。結果的には大会スタッフが止めに入り、敗北を喫したカルーゾは会場を後にした。
『TENNIS.TV』の公式インスタグラム(@tennistv)は、問題のシーンを画像で公開。テニスファンからは「いい試合だった」と2人を称えるコメントが多かった一方で、「馬鹿げたやり取りだ」などと批判の声も上がっていた。両者ともに死力を尽くした激闘であっただけに、何とも後味の悪い終わり方となってしまった。
文●中村光佑
【PHOTO】大坂、ジョコビッチ、ナダルら2021全豪オープンで躍動するトッププロを厳選ショットで紹介!
試合はお互いに一歩も譲らない展開となり、最終セットで10ポイントタイブレークへともつれ込む。終盤、フォニーニはカルーゾが放ったライン際への際どいショットがすべてインと判定されたことに徐々に苛立ちを募らせていき、主審に向かって不満を口にしていた。
だが、今年の全豪オープンからは判定の正確性を向上させるために設計されたエレクトロニック・ラインジャッジ(電子判定技術)が導入されており、実際に映像を確認しても確かにカルーゾのショットはラインをしっかりと捉えていた。
最終的には勝利を収め、カルーゾと握手を交わしたフォニーニだったが、怒りが収まらなかったのか、その直後に突然「君(カルーゾ)にはラッキーなポイントが4回もあった。君は俺に謝るべきだった!」とFワードを交えて主張した。
それに対してカルーゾは「何のことを言っているのかがわからない。試合全体を通して、自分は(君に)何も言っていない」と応戦したものの、フォニーニは「なぜ『君はラッキーだった』と言ってはいけないんだ。何が問題なんだ」と一歩も引かない姿勢だった。
するとカルーゾは、「好きなようにしてくれ。そもそも君のことを責めたりなんてしていないし、君に向かって一言も言葉を発していない。だからそんな態度を取るべきではない。まさかそんなことを言ってくるなんて思ってもいなかった」と反論。結果的には大会スタッフが止めに入り、敗北を喫したカルーゾは会場を後にした。
『TENNIS.TV』の公式インスタグラム(@tennistv)は、問題のシーンを画像で公開。テニスファンからは「いい試合だった」と2人を称えるコメントが多かった一方で、「馬鹿げたやり取りだ」などと批判の声も上がっていた。両者ともに死力を尽くした激闘であっただけに、何とも後味の悪い終わり方となってしまった。
文●中村光佑
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