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海外テニス

日比野菜緒、元世界10位のムラデノビッチにストレートで敗れて2回戦敗退【全豪オープン】〈SMASH〉

スマッシュ編集部

2021.02.11

試合中盤以降、相手の思い切りのいいプレーに押された日比野。(C)Getty Images

試合中盤以降、相手の思い切りのいいプレーに押された日比野。(C)Getty Images

 テニス四大大会「全豪オープン」(2月8日~21日/オーストラリア・メルボルン)は、大会4日目となる11日に女子シングルス2回戦を実施。世界ランク76位の日比野菜緒が、同52位のクリスティナ・ムラデノビッチ(フランス)に、5-7、1-6のストレートで敗れた。

 ムラデノビッチはダブルス元世界ランク1位、現在も3位につける技巧派で、シングルスでも2017年にトップ10入りを果たした強豪選手。今大会の初戦では第20シードのマリア・サッカリ(ギリシャ)をフルセットで下しての勝ち上がりだ。

 そんなムラデノビッチにチャレンジャーとして立ち向かう日比野は、試合序盤から高い確率の1stサービスを叩き込むも、ラリーになるとエラーが目立つ。一方のムラデノビッチも、セット終盤までウィナーがわずか1本と消極的なプレーが続き、拮抗したゲーム展開となった。

 流れが一気に動いたのは第8ゲーム。フォアハンドの鋭い強打と、緩く深いムーンボールを織り交ぜて長いラリーを2本制した日比野が、この日最初のブレークに成功し、5-3とサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。
 
 するとここで、追い込まれたムラデノビッチも急に勢いづき始める。変わらず安定感のあるサービスを放つ日比野だったが、足元をえぐるような思い切りのいいリターンを連発されて、苦しいラリー展開を強いられるように。結局このゲームを落としてイーブンに戻されると、第11ゲームでもブレークを許し、セットを先行されてしまった。

 第2セットでもその流れは変わらず。むしろ1stのイン率を落とした日比野のサービスを、ムラデノビッチがより一層攻め立てるようになる。第1ゲームを除いたサービスゲームを3本落として、1時間21分でゲームセットを迎えた。

 日比野の敗退で、今大会の日本勢は残すところ大坂なおみの1人に。大坂のシングルス3回戦は、12日のジョン・ケインアリーナ第2試合に組まれている。

構成●スマッシュ編集部

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