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海外テニス

大坂なおみが2年ぶり2度目の全豪オープン制覇!全米で苦戦した相手にストレートで快勝〈SMASH〉

スマッシュ編集部

2021.02.20

決勝でブレイディを破り全豪オープンを制した大坂なおみ。キャリア4つ目のグランドスラムタイトルだ。(C)Getty Images

決勝でブレイディを破り全豪オープンを制した大坂なおみ。キャリア4つ目のグランドスラムタイトルだ。(C)Getty Images

 全豪オープンテニス(2月8日~21日/オーストラリア・メルボルン)は大会13日目の20日、女子シングルス決勝を実施。第3シードで世界ランク3位の大坂なおみが、第22シードで24位のジェニファー・ブレイディ(アメリカ)を6-4、6-3で下し、2年ぶり2度目の優勝を飾った。

 大坂とブレイディは過去3度対戦し、大坂の2勝1敗だが、昨年の全米オープン準決勝では7-6(1)、3-6、6-3と苦しめられており、容易な相手ではない。破壊力のあるフォアハンドに、高速の1stサービスと強烈に跳ねる2ndサービスも兼備。大坂も「決勝は最も激しい試合になる」と警戒して臨んだ。

 最初に試合のペースを握ったのは大坂だ。昨年の全米以降、リターンを強化してきた成果を示し、第1セット第4ゲームで相手のサービスをブレーク。特に2ndサービスでは前めのポジションからリターンを叩いてプレッシャーをかけ、相手を押し込む場面が目立った。
 
 徐々に硬さが取れてボールが伸びてきたブレイディに、第5ゲームでブレークバックされた大坂だが、落ち着いて相手が崩れるのを待ち、第10ゲームで再びブレーク。6-4で第1セットを先取する。

 第2セットに入ると大坂はさらに加速する。第2、第4ゲームでブレイディのサービスをブレークし、自らは確実にキープして、一気に4-0とリード。1つブレークを返されたものの、最後まで試合の流れを手放さなかった大坂が6-3とし、1時間17分で勝利をつかみ取った。

 大坂はこれがグランドスラム4度目の決勝進出で、いずれも優勝(18、20年全米、19、21年全豪)。また、昨年8月からの連勝を21に伸ばし(※棄権負けは除く)、ハードコートで無類の強さを見せている。残すGSタイトルはクレーの全仏と、芝のウインブルドン。ショット、動き、メンタルとも日々進化している大坂を見ると、全てのコレクションを揃える日もそう遠くないように思える。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】メルボルンで躍動する大坂なおみ!全豪オープン2021プレー集
 
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