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「ネクスト・セレナになれる!」全豪制覇、大坂なおみの“メンタル変化”を海外メディアが絶賛!「偉大なマントを継承する運命」

THE DIGEST編集部

2021.02.21

2年ぶり2度目の全豪制覇を飾った大坂。その注目度は海外での急加速的に高まっている。(C)Getty Images

 テニスの全豪オープンは2月20日に女子シングルス決勝が行なわれ、世界ランク3位の大坂なおみが同24位のジェニファー・ブレイディ(アメリカ)を6-4、6-3のストレートで撃破。2年ぶり2度目の優勝を飾るとともに、昨年の全米オープンに続くグランドスラム4勝目を挙げた。

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 この一戦を報じた米メディア『FOX Sports』は、「オオサカは"ネクスト・セレナ"になれる。だがその前に、ひとつのことを証明しなければならない」と興味深い見出しで特集記事を組んだ。

「今までのオオサカは好不調の波が大きく継続的に結果が出せなかったが、23歳となって"禅"のようなメンタリティを備えるに至り、コート内外の精神的な安定を手にいれ、自身が女子テニスの顔であるという気構えができつつある」と称賛。

 さらに、強敵セレナを準決勝で倒した大坂を「偉大なるアメリカ人(セレナ)のマントを継承する運命にあるようだ」と持ち上げた。

 テニス界が大坂の快挙を祝福する一方で、同メディアは「真にウィリアムズと肩を並べようとするならば、芝とクレーでの競争力を高めなければならない」と注文を付けた。

 それでも「グランドスラムのタイトルを4つ獲得した史上最年少の女子プレーヤーとなった。明らかな名誉だ」とし、1年前の全豪3回戦で15歳ココ・ガウフに衝撃的な敗北を喫した当時とは、「メンタル面の充実ぶりはかけ離れている」と評した。
 
「かつては恥ずかしがり屋で、スポットライトを浴びることにためらいを示していた彼女だが、メルボルン・パークでも物議を醸していた話題にも真っ向から直言したのだ」とエピソードを紹介。

 東京五輪組織委員会の森喜朗・前会長が発した女性蔑視コメントに対してで、大坂が「なにも知らない人だと思う。もっといろんなことを学んだほうがいい」と断じたことにも触れている。

 メンタル面で充実の一途を辿る大坂。"ネクスト・セレナ"の高評価に違わぬ快進撃を続けられるか。次なるグランドスラムは、クレーコートの全仏オープン(5月23日~6月6日)だ。

構成●THE DIGEST編集部
 
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