国内テニス

「全力で貢献したい」17歳の望月慎太郎がデ杯日本代表入り!出場・勝利すれば錦織の最年少記録を大幅更新へ〈SMASH〉

スマッシュ編集部

2021.02.24

日本代表のエース格となる綿貫陽介(左)。ホープ望月慎太郎(右)はデ杯に初招集された。(C)Getty Images

 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップby Rakuten」のワールドグループ1部・日本対パキスタン戦が、3月5日~6日にパキスタンのイスラマバード(グラスコート)で行なわれる。その日本代表メンバーが以下の5選手に決まり、日本テニス協会から発表された。

・綿貫陽介(日清食品):ATPランキングS269位、D620位
・内田海智(富士薬品):S317位、D871位
・清水悠太(三菱電機):S338位、D611位
・望月慎太郎(Team YUKA):S639位、D412位
・上杉海斗(江崎グリコ):Sなし、D1444位
(※ランキングは2/22付)

 錦織圭、西岡良仁、杉田祐一、内山靖崇ら、上位ランカーは選ばれなかった。監督は岩渕聡。

 今回のメンバーのうち、綿貫以外の4人は初選出。中でも望月はまだ17歳で、19年にはウインブルドンジュニアで優勝したホープだ。デ杯日本代表の最年少勝利記録は、錦織が2008年インド戦の3日目にマークした18歳104日(※1日目は出場したが敗戦)で、大会時点で17歳9か月の望月が出場・勝利すれば、いずれも最年少記録を大幅に更新することになる。
 
 パキスタンのメンバーは、アイサム・クレシ(Sなし、D49位)、アギール・カーン(SDともなし)が主力で、他にアハメド・ チョーダリー(S1499位、D2178位)、ムザムミル・ムルタザ(Sなし、D1676位)、ムハンマド・ショアイブ(SDともなし)が入った。主力を欠いた日本でもランキング上は優位だが、パキスタンはプレーオフでスロベニアを3-0で破ってきており、天然芝のサーフェスという要素も加味すると、油断はできない。

 日本は2020年3月のファイナルズ予選(三木市・ブルボンビーンズドーム)でエクアドルと対戦、内山、添田豪、マクラクラン勉で臨むも0-3で敗れ、今回のワールドグループ1部に回った。WG1部の試合は、3セットマッチで初日にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合が行なわれ、3勝した方が勝ちとなる。勝利国は2022年のファイナルズ予選に進出し、それに勝つと最高峰のファイナルズに出場できる。3年ぶりのファイナルズ出場に向け、若いチームジャパンにかかる期待は大きい。
 
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