男子テニス世界5位のロジャー・フェデラー(スイス)のフィットネストレーナーを務めるピエール・パガニーニ氏がスイスの日刊新聞「Tages-Anzeiger」のインタビューに応じ、フェデラーが負傷したヒザの状態について語った。
右ヒザのケガの影響により、昨年1月の全豪オープン準決勝ジョコビッチ戦を最後に、1年以上ツアーから遠ざかっているフェデラー。2度の手術を経て、今年の全豪オープンからツアー復帰を予定していたが、「まだ100%のパフォーマンスができない」として、欠場を決めていた。
パガニーニ氏によると、フェデラーのヒザは「もはや以前とは異なり、アンバランスが極端になっていたし、回復にはもっと時間が必要だった」という。続けてパガニーニ氏は、「実はヒザの状態の悪さは数年前からフェデラーのプレーに問題を与えていた」と述べた上で、「彼(フェデラー)自身もまた、(復活までの)道のりはもう少し長くなると理解していることを強調したいと思う」とコメントしている。
また、今後のフェデラーのタイトル獲得の可能性について問われたパガニーニ氏は「その質問に答えるのはまだ早い。今はどの対戦相手も強いし、テニス界全体でもレベルが上がってきているからね」と慎重な姿勢を示しつつも、「事実上、フェデラーは今普通にトレーニングをしている。もし彼の姿を目にすると、『ケガをしていないように見えるし、何も問題ない』と言うだろう」と復帰に向けて順調に歩みを進めていることを明かした。
最後にパガニーニ氏は「リハビリの全てのプロセスが終わって、初めてヒザの反応性が働くことを忘れてはいけない。これはテニスにおいても非常に重要なことだ。私たちはチームで長い間、回復に取り組んできたが、パズルが機能するかどうかは、様々な動きのバリエーションの中で確認することができる。それが今の私たちがいる段階なんだ」と語り、インタビューを締めくくった。
右ヒザの回復具合が懸念される中、フェデラーは3月8日に開幕する「カタール・オープン」(カタール・ドーハ/ATP250)に出場することを表明している。コンディションは気になるところだが、刻一刻と再びフェデラーの芸術的なテニスを楽しめる日が近付いてきている。
文●中村光佑
【PHOTO】史上屈指のライバル、フェデラー&ナダルの"若かりし頃"ギャラリー
右ヒザのケガの影響により、昨年1月の全豪オープン準決勝ジョコビッチ戦を最後に、1年以上ツアーから遠ざかっているフェデラー。2度の手術を経て、今年の全豪オープンからツアー復帰を予定していたが、「まだ100%のパフォーマンスができない」として、欠場を決めていた。
パガニーニ氏によると、フェデラーのヒザは「もはや以前とは異なり、アンバランスが極端になっていたし、回復にはもっと時間が必要だった」という。続けてパガニーニ氏は、「実はヒザの状態の悪さは数年前からフェデラーのプレーに問題を与えていた」と述べた上で、「彼(フェデラー)自身もまた、(復活までの)道のりはもう少し長くなると理解していることを強調したいと思う」とコメントしている。
また、今後のフェデラーのタイトル獲得の可能性について問われたパガニーニ氏は「その質問に答えるのはまだ早い。今はどの対戦相手も強いし、テニス界全体でもレベルが上がってきているからね」と慎重な姿勢を示しつつも、「事実上、フェデラーは今普通にトレーニングをしている。もし彼の姿を目にすると、『ケガをしていないように見えるし、何も問題ない』と言うだろう」と復帰に向けて順調に歩みを進めていることを明かした。
最後にパガニーニ氏は「リハビリの全てのプロセスが終わって、初めてヒザの反応性が働くことを忘れてはいけない。これはテニスにおいても非常に重要なことだ。私たちはチームで長い間、回復に取り組んできたが、パズルが機能するかどうかは、様々な動きのバリエーションの中で確認することができる。それが今の私たちがいる段階なんだ」と語り、インタビューを締めくくった。
右ヒザの回復具合が懸念される中、フェデラーは3月8日に開幕する「カタール・オープン」(カタール・ドーハ/ATP250)に出場することを表明している。コンディションは気になるところだが、刻一刻と再びフェデラーの芸術的なテニスを楽しめる日が近付いてきている。
文●中村光佑
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