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ビッグサーバーのフリッツはネットプレーの向上がカギ。近年は粘り強さも【若手有望選手の成長|第6回】〈SMASH〉

スマッシュ編集部

2021.02.27

サービスで相手を押し込んで主導権を握ることができるフリッツ。写真:THE DIGEST写真部

サービスで相手を押し込んで主導権を握ることができるフリッツ。写真:THE DIGEST写真部

 最近のテニス界は若手選手の活躍が目覚ましい。そんな彼らは、今から3年前の2018年頃から、その片鱗を見せていた。当時21歳以下の“NEXT GEN”として台頭してきた選手を、元プロテニスプレーヤーの辻野隆三さんに解説してもらった。現在の立ち位置とともに検証していく。

 第6回は、ビッグサーバーの23歳、テイラー・フリッツ(アメリカ)。18年末は49位だったランキングをじわじわと上げ、19年にツアー初タイトルを獲得。20年3月2日にキャリアハイ24位にランクインし、現在は33位。急上昇もしていないが、急降下もなく、なだらかに上昇している。

 18年の辻野氏の評価は、「アメリカテニスの先輩、クエリーやイズナーにプレースタイルが似ており、サービスが最大の武器です。サービスで相手を押し込んで、浮いてきたボールをフォアで決めるパターンです。アメリカでは『ビッグウェポンで勝て!』と言うコーチが多く、ショットを組み立てて緻密に勝とうという考えは、あまりありません。フリッツはその典型で、サービス頼みのプレースタイルになっています」。サービス主体のプレースタイルは3年前からほぼ変わっていない。
 
 当時、ランキングを上げるための要素として辻野氏が挙げていたのが、「ネットプレーで決めるパターンを上達させることがカギになると思います」とのことだった。18年からサンプラスやフェデラーの元コーチである、ポール・アナコーン氏を招聘していたことからも、ネットプレーに磨きをかける考えはあったようだ。

 今年の全豪オープンでは、3回戦でジョコビッチにフルセットの末に敗退したが、攻撃的なストロークに加えて、粘り強さも見せていた。ただ、まだグランドスラムで3回戦を突破できていない。上位シード選手をいかにして攻略するかが、課題だろう。

◆Taylor Fritz/テイラー・フリッツ(アメリカ)
1997 年10 月28 日、米国生まれ、米国在住。193センチ、86キロ、右利き、両手BH。2歳でテニスを始める。父親はテニスコーチで、母はツアーの元トップ10 選手。16 年にツアー決勝に進出してブレーク。サンプラスやフェデラーのコーチを務めた、ポール・アナコーンを18年から招聘。19年に芝のイーストボーンでツアー初タイトルを獲得した。19 歳で結婚し、17年1月に息子ジョーダンが誕生。

◆解説/辻野隆三(MIRAI テニスアカデミー代表)
元デ杯日本代表。NHKやGOARAのテレビ解説でもおなじみ。ATPマスターズを含む海外の大会に頻繁に行き、情報を常にアップデート。テニス事情に精通している。

構成●スマッシュ編集部
※『スマッシュ』2019年1月号(2018年11月発売号)より加筆・再編集

【PHOTO】フリッツのサービス2018年、ハイスピードカメラによる『30コマの超分解写真』
 

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