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【テニス壁打ち練習法=4】実際のコートと同じ距離感で壁打ちし、ストロークの安定&強化を図る〈SMASH〉

スマッシュ編集部

2021.02.07

ネットからベースラインまでと同じくらい壁との距離を取り、まずはゆっくりとつなぐ練習(1)。続いて低い弾道のスピードボールを打ち、攻撃力を高める(2)。写真:THE DIGEST写真部

ネットからベースラインまでと同じくらい壁との距離を取り、まずはゆっくりとつなぐ練習(1)。続いて低い弾道のスピードボールを打ち、攻撃力を高める(2)。写真:THE DIGEST写真部

 1人で手軽に行なえ、基礎をしっかり学べるテニスの練習法「壁打ち」。では、どんなメニューをこなせば効果が高いのか? “練習のスペシャリスト”である日本体育大学の森井大治・硬式テニス部監督が、お薦めのメニューを紹介するシリーズ。その4回目だ。

   ◆   ◆   ◆

 実際のコートと同じくらいの距離を取って行なうストローク練習だ。つまりネットからベースラインまでと同程度、壁から離れたポジションに立ってボールを打つ。その距離感に慣れることで、オンコートのラリーでも力の加減や弾道の角度などを調整できるようになる。

 まずは歩測するなどして、ベースライン上と同じくらいの位置にポジションを設定しよう。そこで壁打ちをするのだが、メニューを2段階に分けるのがポイントだ。
 
【練習の手順】
1:まずはゆっくり打って「つなぎ」の練習
2:フルスイングして「強打」の練習

「1」はゆっくりと打って、なるべく長くボールをつなげ、ショットの安定性を向上させる。山なりの弾道で、壁に書いてあるネットテープよりもかなり高い所に当てるようにすると、相手コートに深く入るボールを身に付けられるだろう。

 続いて「2」ではフルスイングして、ショットの威力を高めることを目指す。今度は低めの弾道で、壁のネットテープの少し上ぐらいを狙うとともに、スピン量も抑えめにする。単にバカ打ちするのではなく、どのくらいの高さと回転量で打てば相手コートに収まるかを意識して練習しよう。

解説=森井大治
ナショナルメンバーの経験を持つ元プロ選手。引退後は筑波大学大学院でコーチ学を修了。ユニバーシアード代表監督、早稲田大学庭球部コーチなどを歴任後、現在は日体大監督を務める。※協力=倉橋孟甫(日体大テニス部)

構成●スマッシュ編集部
※『スマッシュ』2020年3月号より再編集

【PHOTO】練習こそ上達への近道。トッププロたちの練習風景
 

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