スポーツにおいて最も優れた功績を残した個人・団体を称える「ローレウス世界スポーツ賞」にノミネートされた男子テニス世界4位のドミニク・ティーム(オーストリア)が、全仏オープンの優勝を目標に掲げたことを海外テニス専門メディア『UBITENNIS』が報じている。
クレーコートを得意サーフェスとし、全仏でも過去に2度準優勝を収めているティーム。だが意外にもATP1000などクレーコートでのビッグタイトル獲得はなく、グランドスラムでも初制覇を果たしたのはハードコートの全米オープンが先だった。
全仏オープンを制覇する上でティームにとって大きな壁となっているのが、「クレーキング」と称されるテニス界のレジェンド、ラファエル・ナダル(スペイン)の存在だ。2018年・19年の同大会決勝ではいずれもナダルに敗れ、あと一歩のところで優勝を逃している。
ティームは「去年、彼はすでに34歳だったと思うんだけど、過去最高のプレーをしていた」とナダルを称賛した上で、「間違いなく倒すべき相手なんだ。全仏のセンターコートで彼を倒すのは、スポーツ界で最大の挑戦の一つになるだろうから、彼がまだ現役の時にそれをやり遂げたいと思っている」と意欲を示す。
続けて、「僕にとっては、全仏は過去最高の成績を残してきた大会。だから、初めて全米でグランドスラムのタイトルを獲得した今、全仏優勝が最大のゴールであり、本当に達成したいことなんだ。全仏を制覇することはとても大きなことで、自分のキャリアの目標である上に、今年度の最大の目標でもある」と想いを口にした。
最後にティームは「僕たちテニス選手は多くの子供たちのアイドルだ。正しい道を歩めば、多くの人がそれを見習いたいと思うだろう。それは間違いなく僕たちがやらなければならないことだ」と力強いコメントで締めくくった。
おそらく今年の全仏でも、優勝にはクレーコートで驚異的な強さを発揮するナダルに打ち勝つことが求められるだろう。だが、ティームには持ち味の躍動感あふれるテニスでナダルから勝利をもぎ取る姿を見せてもらいたい。
文●中村光佑
【PHOTO】強じんな下半身でパワーを生み出す、D・ティームのサービス連続写真
クレーコートを得意サーフェスとし、全仏でも過去に2度準優勝を収めているティーム。だが意外にもATP1000などクレーコートでのビッグタイトル獲得はなく、グランドスラムでも初制覇を果たしたのはハードコートの全米オープンが先だった。
全仏オープンを制覇する上でティームにとって大きな壁となっているのが、「クレーキング」と称されるテニス界のレジェンド、ラファエル・ナダル(スペイン)の存在だ。2018年・19年の同大会決勝ではいずれもナダルに敗れ、あと一歩のところで優勝を逃している。
ティームは「去年、彼はすでに34歳だったと思うんだけど、過去最高のプレーをしていた」とナダルを称賛した上で、「間違いなく倒すべき相手なんだ。全仏のセンターコートで彼を倒すのは、スポーツ界で最大の挑戦の一つになるだろうから、彼がまだ現役の時にそれをやり遂げたいと思っている」と意欲を示す。
続けて、「僕にとっては、全仏は過去最高の成績を残してきた大会。だから、初めて全米でグランドスラムのタイトルを獲得した今、全仏優勝が最大のゴールであり、本当に達成したいことなんだ。全仏を制覇することはとても大きなことで、自分のキャリアの目標である上に、今年度の最大の目標でもある」と想いを口にした。
最後にティームは「僕たちテニス選手は多くの子供たちのアイドルだ。正しい道を歩めば、多くの人がそれを見習いたいと思うだろう。それは間違いなく僕たちがやらなければならないことだ」と力強いコメントで締めくくった。
おそらく今年の全仏でも、優勝にはクレーコートで驚異的な強さを発揮するナダルに打ち勝つことが求められるだろう。だが、ティームには持ち味の躍動感あふれるテニスでナダルから勝利をもぎ取る姿を見せてもらいたい。
文●中村光佑
【PHOTO】強じんな下半身でパワーを生み出す、D・ティームのサービス連続写真