国内テニス

「フェデラー選手と打ってみたい」国枝慎吾の願いをかなえる夢の競演!異種混合ダブルスも実現した

金元雄太(スマッシュ編集部)

2019.10.15

夢の対決を実現させた4選手。左からゴードン・リード、ジョン・イズナー、国枝慎吾、ロジャー・フェデラー。写真:滝川敏之

 UNIQLOアンバサダーが集う、「UNIQLO Life Wear Day Tokyo」が、14日(月・祝)に有明コロシアムで開催された。
 
 キッズクリニックや、エキジビションマッチ等、数多くの催しに観客が沸いた今イベントだったが、中でも最も盛り上がったのは、オープニングセレモニーの前、国枝とリードが公開練習を行なっていた際の出来事だった。

 インタビュアーから「このイベントで、何かやりたいことはありますか?」と聞かれた国枝、「何でもいいですか? じゃあ、フェデラー選手と打ってみたいです」と返答すると、待っていましたと言わんばかりにフェデラーがサプライズ登場。半面に国枝とリード、対面にフェデラーが立ち、2対1のラリー練習を始めた。
 練習ではあるが、相手はフェデラー。国枝のショットにも熱が入りはじめ、本番さながらの真剣なラリーを展開。時折、国枝が鋭いショットでエース奪うと、スタジアムは割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。

 さらにここでもう一つサプライズが。突如フェデラーが、ゲストを呼びたいと提案し、登場したのはジョン・イズナーと錦織圭。なにが始まるのかと思えば、国枝/フェデラー組とリード/イズナー組で、ニューミックスダブルスのエキシビジョンマッチを行なうというのだ。本来の予定にないビッグマッチに、スタジアムは大興奮の嵐となった。なお錦織は故障中のためチェアアンパイアを担当。「審判は得意です!」と張り切って審判台に上がった。

 10ポイント先取のタイブレーク形式で行なわれたこの試合。結果から言うと、10-9でリード/イズナー組の勝利となった。惜しくも敗れた国枝/フェデラー組だったが、チャンスと見るや2人揃ってネットに詰めるなど、息のあったプレーを見せ、急造ペアとは思えないコンビネーションを披露した。
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錦織審判のお茶目なシーンも…?