男子テニスツアー「マイアミ・オープン」(3月24日~4月4日/アメリカ/ハード/ATP1000)は、現地27日に男子シングルス2回戦を実施。第28シードの錦織圭(世界ランキング39位)が同59位のアリアス・ベデネ(スロベニア)を7―6(6)、5-7、6-4のフルセットで破り、マスターズ大会で今季初の勝利を挙げた。
10日前のドバイ選手権3回戦でもベデネと対戦し、勝利を収めていた錦織。第1セットは第1ゲームから錦織がいきなりブレークを許すが、直後の第2ゲームでブレークバックに成功。第11ゲームでも再びブレークを奪われたものの、続く第12ゲームですぐさまブレークを返し、タイブレークを制してセットを先取した。
第2セットを接戦の末に奪われた錦織だったが、最終セットでは徐々に精度を高めるベデネのサービスに耐えながらラリー戦で優位に立ち、第7ゲームでブレーク。そのままリードを守り切った錦織が見事3回戦へ駒を進めた。
試合後のインタビューに応じた錦織は「コートは球足がとても遅くて、ボールは重く感じた。それに暑くて湿度も高く、風もあったから難しいコンディションだった」と苦戦の理由を説明。それでも、「2人ともコート上ではプレーの調子は悪かったけど、数ポイントの差で自分が有利な展開を作れたと思う」と勝因を語った。
また、錦織は最後に「試合を通して苦しんだけど、勝てたことには満足している」と喜びのコメントを残した。
錦織の3回戦の対戦相手は成長著しい第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/5位)。先週行なわれたメキシコ・オープンでは準優勝を収めており、今シーズンは序盤から好調を維持している。非常に厳しい相手であることは間違いないが、果たして錦織はどのようなプレーを見せてくれるのか、すでに注目が集まっている。
文●中村光佑
【PHOTO】2021年シーズンの錦織圭を厳選ショットで特集!
10日前のドバイ選手権3回戦でもベデネと対戦し、勝利を収めていた錦織。第1セットは第1ゲームから錦織がいきなりブレークを許すが、直後の第2ゲームでブレークバックに成功。第11ゲームでも再びブレークを奪われたものの、続く第12ゲームですぐさまブレークを返し、タイブレークを制してセットを先取した。
第2セットを接戦の末に奪われた錦織だったが、最終セットでは徐々に精度を高めるベデネのサービスに耐えながらラリー戦で優位に立ち、第7ゲームでブレーク。そのままリードを守り切った錦織が見事3回戦へ駒を進めた。
試合後のインタビューに応じた錦織は「コートは球足がとても遅くて、ボールは重く感じた。それに暑くて湿度も高く、風もあったから難しいコンディションだった」と苦戦の理由を説明。それでも、「2人ともコート上ではプレーの調子は悪かったけど、数ポイントの差で自分が有利な展開を作れたと思う」と勝因を語った。
また、錦織は最後に「試合を通して苦しんだけど、勝てたことには満足している」と喜びのコメントを残した。
錦織の3回戦の対戦相手は成長著しい第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/5位)。先週行なわれたメキシコ・オープンでは準優勝を収めており、今シーズンは序盤から好調を維持している。非常に厳しい相手であることは間違いないが、果たして錦織はどのようなプレーを見せてくれるのか、すでに注目が集まっている。
文●中村光佑
【PHOTO】2021年シーズンの錦織圭を厳選ショットで特集!