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大坂なおみ、難敵メルテンスを下してマイアミOPベスト8進出。凡ミス目立つも強烈ウィナー連発<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.03.30

マイアミでのベスト8進出は初めてとなる大坂。(C)Getty Images

 女子テニスツアー「マイアミ・オープン」(3月23日~4月3日/アメリカ・マイアミ/ハード/WTA1000)は、現地29日に女子シングルス4回戦を実施。世界ランキング2位で第2シードの大坂なおみは、同17位で第16シードのエリーズ・メルテンス(ベルギー)に6-3、6-3のストレートで勝利した。

 3回戦では相手が試合前に棄権したため、比較的フレッシュな状態で4回戦を迎えた大坂は、立ち上がりからストロークでメルテンスを圧倒。第2ゲームでは相手に1ポイントも与えない完璧なプレーでブレーク先行すると、付け入る隙を見せぬまま第6ゲームでもブレークし、5-1と一気にリードした。

 サービング・フォー・ザ・セットとなった第7ゲームは、ダブルフォールトなどの凡ミスを重ねて落としてしまう。その後の第9ゲームでも、徐々に勢いづくメルテンスに少し手を焼いたが、最後は持ち前の強打で相手をねじ伏せて第1セットを先取した。
 
 第2セットは、序盤から簡単なミスを連発した大坂が、第2ゲームで苦労の末にブレークを奪ったが、続く第3ゲームであっさり返されてしまう。

 その後、右肩付近に違和感を覚えた様子のメルテンスが、第5ゲーム終了後にメディカルタイムアウトをコールして約10分ほど試合が中断する。この間にサービスの動作チェックなどを入念に行なって集中力を保った大坂は、再開後のサービスゲームから一挙11ポイント連取などで5-3とリード。その後の第9ゲームでも根気よく打ち合いを続けて再びブレークに成功し、1時間28分で大会初のベスト8進出を果たした。

 大坂は次戦で、第29シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)とマリア・サッカリ(ギリシャ)の勝者と対戦する。このまま好調を維持し、大会初優勝に向けて駆け抜けたいところだ。

構成●スマッシュ編集部

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