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大坂なおみ、マイアミOP準々決勝敗退で連勝は23でストップ。世界25位相手にサービス乱調で第1セットは1ゲームも取れず<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.04.01

全豪オープン以来の公式戦は準々決勝敗退となった大坂。(C)Getty Images

 女子テニスツアー「マイアミ・オープン」(3月23日~4月3日/アメリカ・マイアミ/ハード/WTA1000)は、現地31日に女子シングルス準々決勝を実施。世界ランキング2位で第2シードの大坂なおみは、同25位で第23シードのマリア・サッカリ(ギリシャ/25位)に0-6、4-6のストレートで敗退した。昨夏からの連勝は23でストップした。

 両者の過去の対戦成績は大坂から見て3勝1敗。直近は昨年1月のブリスベン国際で、その時は大坂がフルセットで勝利している。
 
 大坂のサービスで始まった第1セット第1ゲーム。武器であるファーストサービスの確率に悩まされる大坂は、緩くなったセカンドサービスをサッカリに攻め込まれて早々の被ブレーク。その後の第3・第5ゲームもサービスの優位を生かすことができず、簡単にブレークを許してしまった。

 挽回を狙いたいリターンゲームでも、左右に小気味よく打ち分けられるサッカリのストロークの前にミス連発。明らかにこれまでの試合と様子の違う大坂は、0-6とまさかのベーグルでセットを落とした。

 第2セットに入ってもやはりサービスが不調の大坂は、第1ゲームから相手にブレークポイントを握られる展開になるも、何とか踏ん張りを見せてこの日初めてのゲーム獲得。すると続く第2ゲームでは、プレースメント重視のラリー展開からサッカリのミスを誘い出し、ラブゲームでブレークに成功した。
 
 その後3-0とリードした大坂は、このままの勢いでフルセットへと持ち込みたいところだったが、ベースラインいっぱいまで打ち込まれるサッカリのストロークに押される展開が目立ち、第7ゲーム、第9ゲームと立て続けにブレークを許す。サッカリのサービング・フォー・ザ・マッチとなる第10ゲームでも挽回の糸口をつかむことはできず、そのまま1時間9分で敗退となった。

 勝利したサッカリは準決勝で、第8シードで世界9位のビアンカ・アンドレスク(カナダ)と、ノーシードで同58位のサラ・ソリベストルモ(スペイン)の勝者と対戦する。

 大坂にとっては、グランドスラム4度目の優勝を果たした全豪オープン以来の公式戦である今大会。長い休養を取っていただけに、本調子とはいかなかったようだ。悔しい敗戦となったが、これをバネに次戦では再び強い大坂を見せてもらいたい。

構成●スマッシュ編集部

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