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「意見を述べるのは自由だが…」ジョコビッチがナダルの“執着“発言に反論!「私が感じているのは情熱と欲望だ」<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.04.21

記録更新への執着はないと明かしたジョコビッチ。(C)Getty Images

 地元で9年ぶりに開催されるセルビア・オープンへの出場を控える世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、ラファエル・ナダル(スペイン)が自身について語った、グランドスラムタイトル数で史上最多記録を更新することに「執着している」という旨の発言に反論した。

 ジョコビッチは現在、18のグランドスラムタイトルを保持しているが、これはロジャー・フェデラー(スイス)とナダルの持つ史上最多20に次ぐ数字だ。ここ数年のジョコビッチの圧倒的な強さを考えれば、この記録は更新される可能性が高い。

 欧州メディア『ユーロスポーツ』によれば、ナダルは19日のインタビューで「否定的な意味ではない」と付け加えながら、この記録更新がジョコビッチにとって「大きな意味があること」で、自分たちより「執着している」と語っていたという。

 これを耳にしたジョコビッチは、セルビア・オープンでの記者会見で「彼の真意はわからないが、意見を述べるのは自由だ」としつつも、「個人的には人生で何かに執着しているというようなことはない」と、ナダルの意見を否定した。
 
 ただし、もちろん常に何らかの目標を抱いてプレーしてはいるようで、「私が感じているのは大きな情熱と欲望だ。若い頃から自分の目標を口にすることを恐れなかった。ナンバーワンになりたい、グランドスラムを制覇したい、もちろんこれらの目標は大きくなっていき、達成すればまた新たなものが出てくる。それが私の道であり、ラファ(ナダル)と同じようにユニークなものだ」と明かした。

 また、選手活動における最大のモチベーションとして「テニスへの愛情」を挙げ、「勝ちたいという気持ちがある限りはプレーを続けるだろう」とコメントしている。

 セルビア・オープンに第1シードとして参加しているジョコビッチは、初戦となる2回戦でロベルト・カルバレスバエナ(スペイン)とクォン・スンウ(韓国)の勝者と対戦する予定だ。

構成●スマッシュ編集部

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