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海外テニス

「ノバクが健康である限り…」ジョコビッチのコーチが年間グランドスラム達成に自信!「先のレベルに到達しようとしている」<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.06.15

長年ジョコビッチとタッグを組むバイダ氏。(C)Getty Images

長年ジョコビッチとタッグを組むバイダ氏。(C)Getty Images

 現地6月13日に行なわれた「全仏オープンテニス」(5月30日~6月13日/フランス・パリ/クレーコート/グランドスラム)の男子シングルス決勝戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/1位)が、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/5位)をフルセット逆転の末に下し、2016年以来の同大会優勝を果たした。

 グランドスラム通算のタイトルを19に伸ばし、ロジャー・フェデラー(スイス/8位)、ラファエル・ナダル(スペイン/3位)の持つ史上最多記録20勝まであと1つに迫っているが、長年ジョコビッチのコーチを務めるマリアン・バイダ氏は、ジョコビッチが今シーズン残り2つのグランドスラムを制し、年間グランドスラムと最多優勝記録更新を達成することに大きな期待を寄せている。

「ともにコーチを務めるゴラン(イバニセビッチ)と一緒に、もし彼が年間グランドスラムを達成したらコーチを辞めようと話しているんだ(笑)」と冗談めかすバイダ氏だが、「可能性はあると思う。彼はウインブルドンや全米オープンでのプレーが大好きだ。むしろクレーコート(全仏オープン)については少し心配していたよ」とコメント。
 
 さらに、「ノバクが健康である限り、彼は今年のグランドスラムを全て制する能力を持っていると確信しているよ」と、偉大な記録を達成するチャンスが十分にあることを明かした。

 一時的に離れた期間はあるが、15年近くジョコビッチのコーチを務めているバイダ氏。あらゆる面で世界の頂点を極めながらも、まだまだ上達の意志を見せる教え子の姿を、楽しみながらコーチングを続けているようだ。

 バイダ氏は、「私もプレーヤーとして常に自分のプレーを向上させたいと考えていたが、それができなかったことを覚えている。ある瞬間に限界がやって来るんだ」と、過去世界34位にまで上り詰めた自身のキャリアを振り返りつつ、それを教え子に重ね合わせて「でもノバクはまだ自分のプレーをよく見つめ直し、サーブ、バックハンド、ボレー、ゲーム全体を改善してもっと先のレベルに到達しようとしている。これはコーチとしてとてもうれしいことだよ」と語った。

構成●スマッシュ編集部

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